救援 ページ9
ガキンッ!!
！？
魔竜騎士フュンフの剣が、オレの体に到達する前に、
目の前に小柄な人間の少女が現れて、
自らの剣でフュンフの剣を、受け止めた。
カウンターを狙っていたオレは動きを止めた。
「なんだ！？てめえは！？」
「敵には名乗りません……」
少女とフュンフの鍔迫り合いが行なわれる。
両者の腕力は均衡しているようだ。
「フッ……！！」
鍔迫り合いの結果、少女はフュンフを後方へと、
退けさせた。
「貴方がヒュンケル様の御仲間の方ですね？」
少女はオレに確認してくる。
「……何故、オレがヒュンケルの仲間だと判断できた？
オレも敵も……見た目は魔族なんだがな……」
オレは見知らぬ人間に助けられたことが
「えっ……？確かに貴方の外見は魔族ですが、魔族の気配の他に、人間の気配もしますから……きっとそうだと……」
！？この少女……オレが魔族と人間の混血児だということを、気配で感じ取ったということか？
「それに、何よりも眼が違います。
貴方の瞳は、悪人のそれではありません」
「……お前、名は……？」
オレは深い興味で彼女の名を訊いた。
「申し遅れました。私はテラン王国の衛兵。
Aと申します」
「……オレはラーハルト。救援に感謝する……」
「いえ、当然のことをしたまでです。
こちらこそ、襲撃者の足止めに感謝します」
……この人間には……彼女には……
不思議と、嫌悪感をあまり感じないな……。
「無事か！？ラーハルト！」
「ヒュンケルか……。
闘えない身でここに来るとは……貴様らしいな」
「ラーハルトさん！腹部に傷が……！！」
「エイミ、ラーハルトの傷を呪文で治療してやってくれ」
「はい。わかりました」
賢者の女……エイミは、即座に回復呪文で、オレの傷の治療に取りかかった。
……人間に助けられてばかりだな……。
しかも、女に……。
オレのプライドも落ちたものだな……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
