三賢者に与えられた極秘任務 ページ50
「……【特やくそう】か……なるほど」
ん？
アポロさんはマリンさんに視線を送り
アイコンタクトを取ったように見えた。
ソーディス隊長の訓練により、
剣術だけでなく、
僕にも洞察力が少しだけ身についた。
……何の確認をしたんだろう？
「じゃあ、そのうちあげるわ。待っていて」
「食事中、邪魔したね。ゆっくり食べるんだよ」
「あっ……はい！」
アポロさんとマリンさんは席を立ち、
食堂を出て行った。
……なんだったんだ、気になるな……。
＊
「彼は違うな……」
食堂を出たアポロはマリンと話し始める。
「そうね。【特やくそう】では違うわよ」
「私達の行動を察して誤魔化したこともないな。
最近、パプニカに入って来たというだけしか、
彼を疑う理由はないが……そもそも幼いしな」
「それに彼には不要な物じゃない。
私達が捜している人物に当たれば、
おそらく動揺を少なからずするはず……。
それを見抜ければ見つけられるわよ」
「しかし、何を考えている……。
いや……何を企んでいる……？」
「それね。何の企みで
【あれ】を集めているのかしら？」
「何かしらの計画か、違法行為目的か、
それすら、まだ明らかにできていない……。
私達、三賢者の二人しか、この件は調査できない。
誰が暗躍しているか判断ができないからな」
「協力を頼んだ相手が捜している相手だったら、
そいつ、もしくは、そいつらは
すぐに証拠隠滅に動いてこの件は迷宮入りするわね。
おそらく……」
「レオナ様に寄せられた情報により始まった
三賢者の極秘任務だ。
姫の判断で私達は動かされている。
大事に至らないように早急に解決しなくてはな」
「そうね、アポロ。人物を特定するか、
【あれ】を隠している場所を見つけて
証拠を押さえて回収すれば解決できるわ」
「よし……！マリン。次の人物に探りを入れるぞ……！！」
「わかったわ！！」
三賢者の二人は、何かと、誰かを探して
夜のパプニカ城で探索を続けた……。
＊
「アポロとマリンはうまく調査できているかしら」
私はパプニカ王国のあるホルキア大陸で
起きている異変に対処するために
パプニカ三賢者のアポロとマリンに任務を与えた。
「怪しい人物は心当たりはあるけれど、
下手に手は出せないわね。
何をしでかすか分からないから。
できる限り安全に進めて終わらせないと……」
それと……もう一つ気になっていることがある。
家臣の老婆『マギ』が報せたマルスの話が……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
