紋章のコントロール ページ40
「ヒュンケル様！ロン・ベルクさん！」
私は物凄い突風が吹いて来た方向に
向かった結果、倒れているヒュンケル様と、
アムドしているロン・ベルクさんの
いる場所に辿り着きました。
「お前は……Aという名だったな。
良いタイミングで来た」
「良いタイミング？敵は……魔竜騎士はどこに？」
私は周囲を見渡すと
辺り一面に小さな投擲武器らしき物が
散乱していることに気づきました。
これを見て、魔竜騎士がヒュンケル様のもとへ
やって来たのが推測できました。
「魔竜騎士はオレが追い払った。
というより、逃げていったのだがな」
！？
私は地面に倒れるヒュンケル様を目にしました。
うつ伏せに倒れてピクリとも動いていません。
……まさか……！？
「ヒュンケル様！しっかりしてください！」
ヒュンケル様の傍らにしゃがみ込み
声をかけました。
「そ……その声は……A……か？」
「はい！私です！Aです！」
ヒュンケル様の右手を私の両手で包み込み、
握りしめました。
「A。紋章の力を使え。
その力でヒュンケルの体に充満している
猛毒を浄化するんだ」
「猛毒！？それでこのようなことに」
紋章……私が持っているという
『白銀の紋章』
それを使えと急に言われても。
今の私の意思では……紋章を出せません。
「A。お前しかいないのだ。
ヒュンケルを助けることができるのは。
賢者エイミがここに来るまでは
ヒュンケルの体はもたないだろう……」
ヒュンケル様の呼吸は速く
猛毒に苦しんでいるのがよくわかります。
どうすれば、『白銀の紋章』を出せるのですか？
私の思い通りに。
《その男を本当に救いたいのであれば使えるはずだ》
！！また、この声……！
貴方は誰なのですか？
私を創り出した者とはいったい？
私は頭に聞こえて来る謎の声と念話をします。
《今はその男のことを救うことに集中するのだ》
！！……確かに。
前回と同じように救いたいと強く思えば
いいのでしょうか……？
救いたい相手が尊敬するアバンの使徒の
ヒュンケル様なら、私はその気持ちを強く持てる！！
目覚めて！私の白銀の紋章！！
スウッ……。
静かに私の額は光を放ち煌きました。
「紋章を出せた！？次は……つ……ぎ……は」
紋章の出現と共に私の意識は薄れていきました。
「………痺れと猛毒……この状態には、これね……。
『白銀の
ヒュンケル様を白銀の光が包みました……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
