弟子入り志願 ページ19
「あ……貴方が……大魔道士ポップ様！？」
マルスは目を丸くして、
ポップと目を合わせて言った。
「そうだよ……！！」
「し……失礼しました……。いまいち信じられませんが、
メラゾーマを使えるほどなら、
それなりの魔法使いの方ではあるようですね」
ポップから目を逸らしながらマルスは呟く。
「まだ、信じてねぇのかよ！？」
「では、極大消滅呪文【メドローア】を
見せて下さいよ……。それを使えたら信じます」
「メドローアは、見せ物じゃねえ……。
そんな事で使っていい呪文じゃねえんだよ」
冷静になったポップはマルスにそう話した。
「え〜〜……。
とか言って、本当は使えないんじゃないですか？」
「マルス！いいかげんにしなさい！！」
ポップを疑うマルスに見かねて
レオナが彼を叱る。
「す……すみません！！レオナ姫！！
あ〜あ……。怒らせて挑発してメドローアを
使わせるのは失敗ですね……はぁ」
「！？お前！ホントは分かってたのかよ！！」
驚くポップにマルスは雰囲気を変えて答える。
「当たり前じゃないですか……。
貴方程の魔法力を持っている方が
大魔道士ポップではなくて
いったい誰だと言うんですか」
「(コイツ……！！
始めからカマをかけていやがったのか！？
それなりに頭がキレやがる……。意外と侮れねぇな……。
【賢騎士】……だてに職業に“賢”を
冠しているヤツじゃねえな……)」
「では、改めて……僕にメドローアを伝授して下さい！」
マルスはポップに食い下がる。
「なんのために、メドローアを伝授して欲しいんだよ」
「僕は世界一の賢者……いや、賢騎士になる男です！
地上最強の威力の呪文とも呼ばれている
極大消滅呪文【メドローア】を僕は覚えたいんです！」
……数秒の沈黙の後……。
「メドローアをやたらめったら他人に教えるわけには
いかねぇよ。メドローアの使い手には、
それ相応の責任がついて回るからよ。
よく知らないてめぇに教えはしねぇよ」
「……そうですか。だったら……。
僕を大魔道士ポップの弟子にして下さい！！」
「はぁ！？で……弟子だって！？」
突然の弟子入り志願にポップは戸惑った……。
「それで信用して頂き、
メドローアを伝授して頂く資格を得てみます！！」
「(どうしても覚えてぇんだな……メドローアを)」
「……少しだけ考えてやる。
てめぇはおれが弟子にしてもいいと思えることを
してみるんだな」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
