おかしな少年 ページ18
「マルス！」
玉座に座っていたレオナは
突如、玉座の間に断りを入れてから
入って来た少年を見てそう呼んだ。
「レオナ姫！あの、大魔道士ポップ様が
お越しになられていると聞いて
慌てて来たのですが！」
少年は興奮した面持ちでレオナに話しかける。
「レオナ、この子は？」
マァムが少年について説明を求めた。
「あぁ。この子はパプニカ三賢者の一人。
賢者……いえ、賢騎士のマルスっていうの。
今はエイミがヒュンケルの旅に
ついて行っちゃったから……
その代理の三賢者ってとこ」
「はじめまして！僕はマルスと申します！！
で、どの方がポップ様でしょうか？」
少年は頭を深々と下げた後に
ポップ、マァム、メルルを見て尋ねる。
「私はマァム。こっちの彼がポップよ」
「アバンの使徒のマァム様ですか！？
お会いできて光栄です！！
噂通りに御美しい方ですね……！！
で、ポップ様は？」
マルスは興奮のあまりマァムの言葉を
聴き取りきれていない様子……。
「こ……こちらがポップさんです。
わ……私は占い師のメルルと言います」
「メルル様！？特別な力を持っていると言われている
あの占い師のメルル様ですか？
マァム様に勝るとも劣らぬ御美しい方ですね！！
で、ポップ様はこの場にはいらっしゃらないのですか？」
ポップは目を瞑り、額に青筋を浮かべて黙り
ピクピクと頬を引きつらせている。
「マルス！落ち着きなさい！！
ポップ君ならすぐそこに居るわよ！！」
「えっ……？レオナ姫。
ここには遊び人風情の男しかいませんが？」
「誰が遊び人だ！誰が！！」
卑しめられたポップが腹をたて軽く怒鳴る。
「……まさか、この冴えない男が大魔道士ポップ様？」
少年は訝しげにポップの顔を見上げる。
「そうだよ。おれが大魔道士ポップだ」
「……みなさん、さては……。
メダパニにかかっていますね？
特に、このヒョロイ男は重度に混乱しています……！！
それなら……【ザメハ】！！」
……しかし、何も起こらなかった……。
「……あれっ……？魔法力が足りないのかな？」
「…………【メラゾーマ】！！」
いきり立ったポップはマルスの頭上に
メラゾーマを通過させた。
「あっつ！！何するんですか！？遊び人さん！！」
「メラゾーマを使う遊び人なんて滅多にいねぇよ！！
おれがポップだ！！」
「へっ……？えっ……えぇ……えぇえぇえぇ！！？」
マルスは驚き戸惑っている！！
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
