大魔道士の推測 ページ17
「で、最近新たに発見された
オメガルーラに関する古文書に
こうあったんだよ。
……《紋章を持つ者が現れた時、
呪文の契約は交わされる》……ってな。
十中八九、紋章を持つ者がオメガルーラの
呪文の契約ができる」
「紋章を持つ者？
……それって
つまり、竜の騎士……ダイ君のこと？
そうだとしたら呪文の契約は不可能じゃない！？」
「いや、まぁ、おれもそれを読んだ時に
姫さんと同じ考えになったけどさ……。
よく考えるとおかしくてさ。
ダイの親父さん……バランは、かつて
【冥竜王ヴェルザー】と魔界で闘い倒した。
その後に地上ヘ来てダイの母親ソアラと出逢った。
そして、二人はダイを授かった。
バランは……竜の騎士は魔界と地上を行き来できた。
方法は旅の扉を使ったのかもしれねぇが……。
何にせよ歴代の竜の騎士に
オメガルーラは必要なかった……。
ってことだ」
「……それで……？」
「その古文書がいつ伝承されたものを
記してあったかは分からねぇが……。
それに書かれていた“紋章を持つ者”は
竜の騎士じゃねぇんだと思う。
遥か昔に、竜の神、人間の神、魔族の神が
創り出したのが、竜の騎士。
それ以前にオメガルーラが存在していたのなら、
紋章を持つ者が現れた時ってのはおかしい。
竜の騎士にはオメガルーラは必要ない。
地上と魔界への行き来のために
呪文の契約は要らねぇ。
オメガルーラは竜の騎士以外のために用意されて、
旅の扉も使えなくなった状況のための
魔界への移動手段。それに竜の騎士は関係していねぇ。
古文書の紋章は、竜の紋章のことじゃねえんだと思う。
他に別の紋章があり、それを持つ者が現れる。
そいつがおれ達が捜している
オメガルーラを契約できる可能性が高いやつだ」
「竜の紋章ではなくて、別の紋章……？
……聞いたことないわよ」
ポップの長い推測の後に、
レオナはバッサリ言い切った。
「そうなんだよ……。おれも聞いたことねぇ。
これは最近の情報だけど、
３年間の中でそれに近い話を
聞いたこともねぇし……。
そこで行き詰まってんだよ、魔界ヘ渡る手段はさ」
「まだ、紋章を持つ者が現れてないんじゃない？」
「その可能性もありますね」
「私もそう思うわ。世界に大きな変化は起きてないし」
レオナ、メルル、マァムは順に口を開いた。
そこヘ……。
「レオナ姫！失礼致します！！」
……ポップ達が話をしている中、
一人の少年が玉座の間へ入って来た……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
