呪文の条件 ページ16
「【オメガルーラ】を使うためには、
『奈落の洞窟』っていう
洞窟の深層に行かなければならねぇ。
『奈落の洞窟』は姫さん達が
ミナカトールを契約する時に潜った
『破邪の洞窟』のようなところらしい。
ロモス王国に伝わっていた
古文書に書いてあったぜ。
破邪の洞窟が破邪呪文を契約する場所なら、
奈落の洞窟は禁呪法を契約する場所らしい」
「その奈落の洞窟の場所は？」
パプニカ王国の姫レオナは、
大魔道士ポップに言及する。
「３年間の内に場所は特定できたぜ。
『死の大地』の跡地の海底に奈落の洞窟の入口はある」
「ポップ君達、３人はそこに潜らなかったの？」
「いいえ……。ロモスの古文書に記されていたのです。
《特別な者にしか【オメガルーラ】は契約できない》
と」
メルルが２人の話に割って入る。
「おれとしては、すぐにでも潜りたかったんだけどよ。
危険だから、おれ１人で潜るって２人に
言ったんだけどマァムにもメルルにも、
許してもらえなくてよ。
３人で潜るってことは、おれはしたくなかった。
危険な場所に２人を同行させたくなくてさ。
禁呪法を契約できるような洞窟だ。
相当な危険が予想されたから、
おれが２人を守り抜ける保障が……自信がなかった。
それに、苦労して深層へ行けたとしても、
契約できなかったら、苦労が水の泡になる。
だから、契約できる可能性が高い者を
連れて行き潜ることにしたのさ」
長々とポップはレオナに理由を話した。
「それと、もしオメガルーラを契約できても
それだけではダメなのよ」
マァムがポップに続いて説明を受け継ぐ。
「【影魔石】というものが必要なの。
それも６つ……」
「影魔石？」
「うん。アバンのしるしの素材の
『輝聖石』とは反対に位置するアイテム」
「そして、影魔石を持つ者達６人で
魔の六芒星をつくり、呪文の契約者が
大量の魔法力を使い唱えることで、はじめて……
オメガルーラを使うことができます」
３人が条件を伝え終わる。
「……奈落の洞窟の深層での呪文の契約。
……呪文を契約できる特別な者。
……影魔石６つ。
……魔の六芒星の６人と契約者の７人目
問題は、その４点ね。
……影魔石の入手方法は？」
「アバン先生に話したら、
『時間があれば、おそらく作れます』ってさ。
だから、あとは洞窟の深層へと挑めるパーティー。
呪文を契約できる者がいれば、
……魔界へは行けるぜ！！」
「なるほどねぇ〜……。
重要なのは『呪文の契約ができる者』……ね」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
