打ち消す閃光 ページ13
「(何だ？あの紋章は？
俺の魔竜紋でもねぇ……！！)」
白銀の紋章が私の額に浮かび輝いている……。
目には見えなくても、感覚で察知できた。
ザンッ！！
私は破邪の剣を地面に突き立てた。
「ヒュンケル様。私が敵の特性を消します。
これを使い、とどめをお願いします。
少しは動けるようにしておきますから」
左手をかざし、白銀の光をヒュンケル様に纏わせる。
「！？これは……」
ヒュンケル様は自身の右手を強く握りしめる。
「わかった……。頼む、A」
「では、行きます……」
魔竜騎士フュンフに向かい、
私は素手で特攻した。
「何か、呪文でも撃つつもりか？
無駄だぜ！
イビル・ドラゴニックオーラは
よほどの呪文でない限り、防げるぜ！
俺の魔竜紋の【物理攻撃完全無効】と
合わせて防御面は鉄壁だ！」
「……じゃあ、全て消してあげる……。
【マジャスティス】！！」
私は右手から閃光を放ちフュンフを照らす。
フッ……。
「何！？」
フュンフの纏うイビル・ドラゴニックオーラも、
額の魔竜紋も一瞬で消え失せる。
「しょせん、授かり物の紛いの紋章……。
生まれ持っての紋章でないなら、
スカラや、ピオリム、バイキルトを
かけていたようなもの。
強化系呪文なら、マジャスティスで消せるわ……」
「マジャスティスだと……！？
まさか……てめぇは……！！」
「ヒュンケル様！今です！！」
ヒュンケル様は右手に破邪の剣を握っている。
そして、フュンフに駆けて近づいて行く。
「今一度、大切な者達を救う力を……！！
【ブラッディースクライド】！！」
「や……やべぇ……！！」
ドンッ！！
急激な高速回転を加えられた剣圧が
フュンフの左胸をえぐるように貫いた……！！
「がっ……！！」
フュンフの表情は痛みにより苦悶に満ちた。
そして……。
左胸からは、辺りに蒼色の魔族の血液が
勢いよく噴き出して、蒼色の血溜まりができた……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
