コンバイン ページ7
「『デフェンサ』……」
ウラノイザナギが
首筋に十束剣が触れる寸前に
呟いた。
そして、ウラノイザナギの身体を
銀色の光の膜が内側から溢れて包んだ。
ガキンッ!!
私の十束剣を銀色の光が受け止める……
「『アタケ』」
ドンッ!!
強力な衝撃波が私の身体を吹き飛ばした。
ドガァ!!
玉座の間の壁に私は背中を叩きつけられた……
*****
さすが……最上神……『全魔法』どころか……
『即効全魔法』ってところのようだな……
私の魔法『全魔法』だけでは……
シンプルに考えて……負ける……
今のうちに全力を出さないと……
即行で消滅させられる。
*****
《A!!
今こそお前を創り出した意味を
はっきりさせる時だ!!》
*****
どういうこと?ウラノツクヨミ……?
あたしは念話で問いかける。
《私のステイタスとお前のステイタスを
完全に『コンバイン』させる!!》
コンバイン?
それをしたら……あたしはどうなるの?
《コンバイン後、しばらくはなんともないが
私か、A……どちらかの意識が
消えていく可能性が高い……》
コンバインすれば……
このウラノイザナギを封印できるの?
《今よりかはマシになるだろう
……確率は高くなるはず……》
……なら、いいよ。
自由に使って……
《いいんだな……よし……》
《コンバイン・
ウラノツクヨミ+A!!》
*****
壁に背を預けて行動停止していた
ウラノツクヨミ……
その体から蒼いオーラが溢れ出す。
「この魔法?は……なにかな……?」
立ち上がり十束剣を握り直すツクヨミ。
「……ボクも刀を使おうかな……
……来い!
天ノムラ雲剣(あめのむらくものつるぎ)!!」
ウラノイザナギは右手に
『三振りの神刀』
最後の一振り
『天ノムラ雲剣』
を装備した。
「行くぞ……いえ……
……行くよ……!!
ウラノイザナギ!!」
「?キミは……誰だい?
ウラノツクヨミなのか……?」
ウラノイザナギが困惑した反応をする。
「あたしは……ウラノツクヨミ……
……じゃなくて……
【ロキ・ファミリア】の団員……
……Aよ……!!」
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすと(プロフ) - フィン好きさん» 読んでくださりコメントをして頂き、ありがとうございます!評価してくださり嬉しいです!フィン落ちの作品、書けたら書きたいですね。難題ですが(笑) (2020年1月28日 16時) (レス) id: 3b9b11870b (このIDを非表示/違反報告)
フィン好き - とても素敵な作品でした!フィン団長が大好きすぎて読ませてもらったのですが、キャラを崩さずずっとかっこいいままで終始彼の言葉にニヤニヤしちゃいました笑 良かったらまたフィン落ちの作品描いてほしいです!!ありがとうございました! (2020年1月28日 16時) (レス) id: 3592de4464 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすと | 作成日時:2019年11月20日 7時