避けられぬ闘い ページ3
ウラノツクヨミと、
その部下達、
ウラノツクヨミ親衛隊は
白い空に遥か高く
そびえ立つ、漆黒の塔……
『イザナギの塔』への進行を開始した。
塔への出入り口を塞ぐように
ウラノスサノオと、
その親衛隊が待ち構えていた。
ウラノツクヨミは親衛隊を背後に待機させ、
自ら先頭に立つ。
「待っていたぞ！ウラノツクヨミ！！
ウラノイザナギ様がお待ちかねだ。
今すぐにオラリオ洗脳計画を始めるぞ！！」
先頭に立つウラノスサノオが、
ウラノツクヨミに向けて言葉を放つ。
「ハッ……！！笑わせるなスサノオ！！
それは私が許さぬ！！
以前、言った通り……
その計画を私は認めない。邪天界、下界……
争いによる犠牲者を私は出したくないのでな」
！？……それがオラリオを守る……いえ……
邪天界のためのウラノツクヨミの想い……？
《……まあ、そのようなところだ。
これから戦だ……邪魔はしてくれるなよ？》
うん。頑張って……！！
「その計画を中止しないなら、
封印されることを覚悟しろ！！
スサノオ！！」
「それはこちらのセリフだ、
ツクヨミ！！
お前達も、
封印される覚悟をするんだな！！」
封印……？
「(ネサク、ミツハ、
私が魔法で戦闘の幕を上げる……
詠唱中に先手を取られた場合……
二人で、私の魔法詠唱が完了するまで
守って欲しい)」
「(当然です。了解致しました)」
「(私もネサク隊長にならい
ウラノツクヨミ様を護衛します)」
「(感謝する……始めるぞ！！
十束剣、形態変化『ワンド』！！)」
十束剣は､刀形態から杖に形態を
変化する。
ウラノツクヨミ、
親衛隊隊長ウラノネサク、
副隊長ウラノクラミツハ、
は初動を決めた。
そしてウラノツクヨミは詠唱を始めた……
[誇り高き戦士よ 森の射手隊よ]
[押し寄せる略奪者を前に 弓を取れ]
[同胞の声に応え 矢を番えよ]
[帯びよ炎 森の灯火]
[撃ち放て 妖精の火矢]
[雨の如く降りそそぎ]
[蛮族どもを焼き払え]
……【ロキ･ファミリア】のエルフの少女……
お前の魔法を使わせてもらう。
ウラノツクヨミの頭上に
巨大な、火炎と光球が練り上げられる。
「魔法か！？急いで突撃しろ貴様ら！！」
ウラノスサノオは焦り親衛隊に命令を下した。
「遅いな……！！」
[ヒュゼレイド･ファラーリカ]！！！！
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あすと(プロフ) - フィン好きさん» 読んでくださりコメントをして頂き、ありがとうございます！評価してくださり嬉しいです！フィン落ちの作品、書けたら書きたいですね。難題ですが(笑) (2020年1月28日 16時) (
レス) id: 3b9b11870b (このIDを非表示/違反報告)
フィン好き - とても素敵な作品でした！フィン団長が大好きすぎて読ませてもらったのですが、キャラを崩さずずっとかっこいいままで終始彼の言葉にニヤニヤしちゃいました笑 良かったらまたフィン落ちの作品描いてほしいです！！ありがとうございました！ (2020年1月28日 16時) (レス) id: 3592de4464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2019年11月20日 7時
