約束 ページ45
「ベル……クラネル……」
「はい。ベルです」
「あたしは、A……
[ロキ・ファミリア]の
……第二級冒険者……よ……いちおう」
沈黙が数秒続く……
「あの……なんで、僕なんか……僕の名前なんかを?」
ベルの澄んだ
ほんの少しあたしの頬が染まる……
「そ……それは……あれだけのことをされたんだから……
名前くらい……知っておきたくて……」
あたしは、声がしりすぼみになりながら話す。
「あれだけのこと?」
ベルは眼を丸くする。
「あたしの……
……ファ……ファ……ファーストキスの相手だからよ!!」
「あっ……」
途端にベルの顔も紅くなる。
「あと……胸も揉まれたし……!!」
顔を反らして言ったあたし……
「す……すみません!!
あの時は、本当に動揺していて、慌てていて……」
頭を素直に下げるベル……意外と誠実なのかしら……?
「でも……本当に僕が……初めて……なんですか?
Aさんくらい、綺麗な女性だったら
男の人は、ほっとかないと思いますが……」
き……綺麗……あ……あたしが!?
あたしの顔も紅くなってしまう……
「それにしても……[ロキ・ファミリア]の
第二級冒険者なんて、スゴいですね!!」
「あっ……うん……つい最近なったばかりだけどね」
目線をベルに向け直す。
「ベルは[ヘスティア・ファミリア]なのね……
どんなファミリアなの?」
「あっ……ええと……眷族、構成員は……僕一人です……
それくらい……マイナーです……」
ベルは右手で頭をかきながら答える。
「一人!?一人でダンジョンに潜ってるの!?」
「はい……まぁ、そういうことになりますね」
少し俯くベルだった……
「あたし……そのうち……一人でダンジョンに
潜って修業しようと思ってるんだけど……
よかったら……一緒に行かない?」
「えっ!?なんで僕なんかを誘うんですか?」
「ファーストキスの相手が、どんな奴なのか
気になるからよ……戦闘の実力とかも……」
「足手まといになってもいいのなら……
是非、お願いします!!
万が一の時に備えて……」
「よし!決まりね!!
明日の昼に、また豊穣の女主人で会おう!!
約束だよ?ベル!!」
「はい!わかりました!!
宜しくお願いします!!Aさん!!!」
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ミリア - トランクスと悟天が大人だったり、子供だったりしてもいいよ。楽しみに待っていますね。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - どれ位で出来るんですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - そうです! (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ノートの性格は優しくて真面目で元気いっぱいな性格です。相手のキャラは誰でも良いんです。恋愛短編集ですから。よろしいですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ドラゴンボールヒーローズってゲームのです。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすと | 作成日時:2019年2月21日 1時