【※ネタバレ含む】【ダンまち外伝】の二次創作。１ダンジョンに団長を求めるのは間違っているだろうか１

怪物の宴 ページ37

地下迷宮(ダンジョン)は
「未知」でできている。

何故存在するのか
何故壊しても独りでに修復するのか

仄かに光る壁も
多様な構造も
その理由を誰も
知りはしない

＊＊＊＊＊

「い……行き止まり……！！」

「みんな中央に急げ！！
なるべく広い空間で迎撃態勢をとるんだ！！」

ピキッ……！！

＊＊＊＊＊

唯一たしかなのは
「地下迷宮(ダンジョン)は生きている」
ということ

"生きて
モンスターを産む"

地下迷宮(ダンジョン)は
モンスターの「母胎」

＊＊＊＊＊

ゴバ！！！！！

「モンスター！？こんな時に……！！」

「いや……」

＊＊＊＊＊

それは突然に

＊＊＊＊＊

ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ！！！

＊＊＊＊＊

逃げ場を失った冒険者を
絶望の淵に
突き落とす

＊＊＊＊＊

ビキッビキッビギッ！！！！！

「この数ヤベェぞ……！！」

＊＊＊＊＊

悪辣な迷宮の陥穽(ダンジョン・ギミック)

モンスターの大量発生

＊＊＊＊＊

ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
ビキビキビキビキビキビキ！！！！！！！！！！！！

＊＊＊＊＊

『怪物の宴(モンスター・パーティ)』

＊＊＊＊＊

ルームの壁からはモンスターが超大量発生する！！

ルームの奥に陣形をとるA達。

「ベート、ガレス、ティオナ！！
ラウル達を守りつつ敵を駆逐しろ！！」

[ロキ・ファミリア]団長《フィン・ディムナ》
が団員達に命令する。

「あの新種は僕とアイズとAがやる
絶対に近づくな！
かかれ！！」

「っしゃあ！！」

「うむ」

「おっけー」

「えっ…！？あたし……護衛じゃなくて……攻撃組！？
しかも……あの新種の……！！？」
Aは突然の指名に戸惑う。

アイズは帯剣していた〈デスペレート〉を
自分の腰から外す。

「フィン……使って」

「あぁ……」

アイズから〈デスペレート〉を受け取るフィン。
同時に自分が帯剣していた短剣をアイズに渡す。

「《不壊属性(デュランダル)》……
疑うわけじゃないけど。
新種に通用すると思うかい？」

「……多分」

「頼りないね。
……レフィーヤ。この戦闘は君にかかってる。

そして……A、

君の能力と愛刀が、新種の相手には最適だ。
君の活躍次第で戦闘の結果が変わる」

「……そういうことね……わかった……やるわよ」

Aは帯刀していた愛刀を抜刀する。

「いくよ……十束剣(とつかのつるぎ)……」

共鳴の欠点→←逃走

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す