【※ネタバレ含む】【ダンまち外伝】の二次創作。１ダンジョンに団長を求めるのは間違っているだろうか１

料理大会？3レフィーヤ*パート ページ18

「じゃあ次は
レフィーヤ！」

レフィーヤの背を
ぐっと押すティオナ。

「わっ私ですか！？」

「エルフ流のお手並み
拝見させて
もらおうじゃないの」

フフンと腕を胸の下で組み
ティオネは右頬に汗を流して言う。

「レフィーヤがんばって……」

「……！
わかりました！」

レフィーヤは
憧れのアイズに応援されたからか、
両手を肩の高さ辺りで
グッと強く握る。

「戦いでは足手まといでも……
料理の腕で、お役に立ってみせます！！」

エプロンをきゅっと
気合いを入れてまとうレフィーヤ。

おおーーー！！
と他のメンバーから拍手があがる。


《レフィーヤ・ウィリディス》

【料理Lv. 4
技(スキル):一生懸命(ファイトイッパツ)
Lv. X (0〜15)の効果
変動値の偏りは
幸運(ラック)に依存】

＊＊＊＊＊

「んん？何をやっとるんだ
あそこは？」

フィンとリヴェリアと共に
丘の上にいた
ガレス・ランドロックは
A達の料理大会に興味を示した。

その傍で……

う〜ん……困ったな〜

とアイズの件で心配するフィンと

困ったの〜

と同じくアイズを心配するリヴェリアが

顎に手をあてて悩んでいる。

＊＊＊＊＊


「できました！
〈ダンジョン産
野草のクリームシチュー
四色ハーブ幸せ盛り〉です！！」

「「「「おおおー！！」」」」

色鮮やかに仕上がった
見るからに、おいしそうな料理を見て
A達、4人は感嘆の声をあげる。

「この料理はですね！
戦闘で不足がちな塩分を多めにしつつ
あらゆる種族・年齢・健康に配慮した
栄養バランス
隠し味のエルフ特製ハーブで
疲れも消えちゃうんです」

ペラペラペラペラと饒舌に説明して
えっへんと、どや顔をするレフィーヤ。

だが……

「すごーい」
え〜と……と言うが……
ティオナ【わかってない】

「やるわね……」
ふっと言うが……
ティオネ【聞き流した】

「がんばったね……」
パチパチと拍手をするが……
アイズ【がんばったけど忘れた】

「これこそ料理ね……」
A【作れるかわからないため適当】

やりました！やった！
こんな私でもアイズさんのみんなの役に
立てましたー！！

舞い上がるレフィーヤだったが……
ガッと足を挫き……倒れこみ、
べシャッと料理を盛った皿を
地面にぶちまけてしまう……

「………」
言葉を失う4人……

「うわー全部こぼれちゃってるよ」
「どうにもならないわね」

「うぅっ……」

両膝と両手を地面について
しくしくしくしくと
落ち込むレフィーヤだった……

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