仲間 ページ21
「というわけで
優勝はあったしー！！」
皿に盛ったゴロンゴロンの料理を
右手で高く掲げるティオナ。
他の4人は特に不満を漏らさず
拍手でティオナの優勝を認める。
「じゃあこれは今日一番がんばってくれた
アイズが食べて！」
ハイ！！と言いつつティオナはアイズに
ゴロンゴロンを皿ごと全て渡そうとする。
「……私？」
戸惑うアイズにティオナは言葉を繋げる。
「うん。レフィーヤのこともみんなのことも
助けてくれたでしょ！
けど……さ」
ティオナのまなざしが真剣なものに変わる。
「何であんなムチャしたの？
みんなを助けて防衛線を維持するだけで良かったのに
モンスターの中に突っ込む必要なんてなかったよ
あたしも大概だけどさ……
アイズはもっと危なっかしいよ」
アイズの頭に１つの質問が思いだされ流れた。
《窮屈かい？今の立場は》
つい先ほど、フィンに訊かれた問い掛け。
アイズは視線をおとしてティオナに言葉を返す。
「……ごめんティオナ
だけど私はもっと強くなりたい
……だから
ごめん……」
「……アイズ
あたしだって強くなりたいよ」
いつもの明るい笑顔でアイズに応じるティオナ。
その一言に、アイズの眼は見開かされる。
「そうね
私も現状で満足したつもりはないんだけど？」
「わっ……私も早く足手まとい卒業したいです！！」
「あたしは初陣だから、もっと経験を積みたいよ」
ティオナは、側のティオネに、料理の乗せた皿を渡し
アイズの両手を、自らの両手で優しく包む。
「だからさ 一人で行かないで
一緒に強くなろう 親友！！」
「……うん！」
満面の笑顔で、そうアイズは答える。
その笑みは4人が観たことのない柔らかいものだった。
「アイズ、今の笑った顔いい！！」
抱きつきながら絶讚するティオナ。
「アイズさん！もう１度もう１度
笑ってみせて下さい！！」
右腕に絡みつくレフィーヤ。
「だっ……団長は！？団長は見てないわよね！？」
あまりのかわいらしさだったため
不安を覚えるティオネ。
「アイズ……かわいい……これこそ反則じゃない！！」
Aもアイズにハグをしてコメントする。
＊
「どうやら僕らの出る幕はなかったようだね」
「騒々しいものばかりだからのう
この[ロキ・ファミリア]は
くよくよさせてもくれんじゃろ」
「……そうだな」
丘からA達を見守っていた
団長のフィン。
そして、ガレス、リヴェリアの３人。
「良き仲間に巡り会えたな
……アイズ……」
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あすと(プロフ) - あづきさん» お○ち○り、は、おもちかえり。つ○ぺた、は、つるぺた。エ○は、えろ。寝○み、は、ねこみ。襲○たら、は、おそうたら、です。 (2019年7月4日 1時) (
レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - あづきさん» すみません。○の部分を書いたら規制がかかり、書けなかったので、○になりました。○の中身は、ほとんど下世話な言葉です。 (2019年7月4日 1時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あづき - ○の部分でなにを言っているかわかりません。ですが物語はおもしろかったです。 (2019年7月3日 21時) (レス) id: ad71e4aae4 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます。嬉しいです！！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ストーリーの描写が素敵です！更新楽しみにしています!! (2019年1月16日 20時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2018年3月20日 3時
