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ふたたび、たべっこ ページ24
『今日はここかぁ。』
毎日のようにスタジオに行っているから、だいぶなれてきた。
パイプ椅子を借りて、人目のつかないところで本を読む。
今日は図書館で借りてきた、「結晶」の仕組みについての本。
しばらく読んでいると、誰かが声をかけてきた。
「Aくん?かな?」
顔を上げると、優しそうな男の人。
『はい、梶原Aです。』
花「こんにちは!花江夏樹って言います。よろしくね。」
うおっ。
世間知らずの僕でも知ってる。有名な人だ。
『アッ、よろしっくおねがいしますッ。』
かんだ。めっちゃかんだ。
花「界人くんからAくんのこときいたんだ。もしよければ。」
と、花江さん?が差し出してくれたのはそう、たべっ子どーぶつ。
『たべっこだあ!食べていいですか?』
花「いいよ、よろこんでくれたら良かった。」
モグモグとたべっこをほおばる僕を見て、花江さんが笑いかけてくれた。
こうして僕の、スタジオでの知り合いが一人増えた。
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作者名：ロケットエンピツ | 作成日時：2022年9月5日 20時
