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また、 ページ22
笹「おはよう。」
『どうも。』
嫌味たっぷりに、挨拶をしてくる先生に挨拶を返す。
笹「で、梶原クンは遅刻ですか?」
『電車の遅延で遅刻です。』
と、手にあった遅延証を渡す。
んー、と言いながら遅刻届を書いてくれる。
笹「ほい。」
『ありがとございます。じゃあ、失礼しました。』
先生が、職員室を出ようとする僕の手をつかむ。
笹「ちょっと保健室よってけ。」
『遠慮します。』
笹「強制連行。」
『はい?』
強制的に保健室に連れてこられた。
『授業に遅れるんで、帰ってもいいですかね。』
笹「担任にはあらかじめ話を通してある。」
クソっ。
笹「で?なんで来なかったの?」
『熱が出なくなって、必要ないと感じたから。』
笹「それは先生が判断するもんですぅ。」
頭をくしゃくしゃとなでられる。
しばらくの間、やっぱり僕は毎日保健室に通うことになった。
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作者名:ロケットエンピツ | 作成日時:2022年9月5日 20時