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「わー！！じろちゃん、もっと早く起こしてよー！！今日俺、じゃんけんで負けて鍵開けなきゃいけないんだよー！！」
「だったら、自分で起きる努力をしろっ！」
「じろちゃんのいけずー！」
「うるせー！」
そこへいつの間にかリビングを出ていた二郎に連れられ、大騒ぎしながら階段を下りてくる三郎。
「いっちゃん、おはよー！パンだけちょうだいっ！いってきまーす！！」
「お、おう…」
「あっ」
三郎の寝起きとは思えないテンションの高さについていけず、茫然としながらパンを差し出す一郎。
そんな兄に満面の笑みを向け、そのまま部屋を出て行こうとした三郎だったが、あることに気が付き慌ててソファへと駆け寄る。
「ごろ、いってくんね〜」
そう言って一郎に向けたものとは少し違った、労りのこもった笑顔でそっと五郎の頬を撫でると、今度こそ嵐のように去って行った。
「相変わらず騒々しい…」
「まぁ、そこがさぶのいいところでもあるんだけどな」
「いいところ、ですかねぇ…」
そんな兄弟達の喧騒の中でも、全く起きる気配もなくすやすやと眠る五郎。
その表情は、先程までの苦しい時間を感じさせることなく穏やかだ。
やっぱり…やっぱり今日は残りの仕事はひとまず置いて、自分も１日ゆっくりしよう。
五郎がゆっくり休めるように。
五郎の心と身体が、また元気を取り戻せるように。
ずっとそばにいるからね
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にひひ - とっても面白かったです！ありがとうございました。 (2020年8月1日 7時) (
レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
はちこ(プロフ) - にひひさん» お待たせして、申し訳ありません。ご希望に添えたかどうか不安ですが…リクエストありがとうございました。 (2020年7月31日 18時) (レス) id: fdcdcf1450 (このIDを非表示/違反報告)
にひひ - リクエストです。雨の日に発作が起き家の治療でも治らず病院へ発作が収まり家に帰るとまた発作がというお話をお願い致します。発作はどっちも大きいものでお願いします (2020年7月24日 17時) (レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
はちこ(プロフ) - にひひさん» ご期待に添えるものが書けるかどうか分かりませんが、それでもよろしければリクエストお受け出来ます。 (2020年7月23日 21時) (レス) id: fdcdcf1450 (このIDを非表示/違反報告)
にひひ - リクエストいいですか？ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちこ | 作成日時：2020年4月23日 20時
