【刀剣乱舞】神楽の真意【原神】 (ページ6)

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『ブラック本丸を引き継ぐには相当な覚悟が必要という事か』

こんのすけ「ええ、もう二度とその様な過ちをおかさない様にとの事ですので……」

『なるほどな、じゃからこやつは殺伐とした空気に言うに言えんかったのか』

こんのすけ「うﾞっはい……このこんのすけ、腹を斬る覚悟です……！！」

『そこまでせんで良いわ、阿呆』

Aとこんのすけは狐同士と言うこともあり、一週間でお互い冗談が言える仲になっていた。それは(審神者)も同じであった。

陽はあの時のビクビクとした態度から、些細な冗談や悪戯をすることができるようになったのだ。一歩前進である。

その様子を見てAは柔らかな口を上に上げ、いたずらっ子の様に微笑(わら)う。

『ふむ、妾は妾だけで出陣しようとしたのじゃが……先手を出されてしまったの』

陽「A、そんなことさせないし言わせないから」

こんのすけ「そうですよ！！そんな事をしたらこんのすけは咽び泣きますよ！？」

『はいはい、わかったからやめるのじゃ』

単騎出陣をしようとしていたと言う驚愕の事実を聞かされた陽とこんのすけはAに詰め寄る。Aはしまった、と言った顔をした後彼女らを宥める。

少女らが落ち着いた時、Aはある方向を見て不愉快そうに溜め息を吐く。

『しかし彼らと関わろうとしなければ、この状況は変わりはせんぞ。彼らは恐らく、妾が感じるにはなんじゃが、此処へ向ける敵意は少なからず減っておる。今動かないのならばこの先、吉と出るかはわからんぞ？』

彼ら、刀剣男士と関わると言う事は命の安全は保証できない。だがこれ以上先延ばしすると言うのならば、関係が悪化してしまう可能性もある。

敵意が薄れた今動くか、それとも時間の流れに身を委ねるか。それは陽の心で決まる。いくらAが言ったほいがいいと言っても陽のメンタルが不安定だと、余計な事になり刀解と言う判断が下されてしまうかもしれない。

少しで良いから関わってほしいと言うのがAの考えだ。

『強制という訳じゃないが……一度彼らに会い、彼らの状態を確認せねばならん。彼らの傷が外からか内からかでは対処法が異なるからのう。頭の片隅でも良いから入れておいたほうが────』

陽「行く」

Aが続けて言おうとすると、陽が食い気味に返事をする。
これにはこんのすけも驚きの声をあげる。「本当か、大丈夫か」、それにはこの先の期待と、陽への身の案じだった。