【刀剣乱舞】神楽の真意【原神】 (ページ5)

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─第１章　姿を残さん─ ページ5

離れでの生活は、それほど窮屈では無かった。仙狐である神楽の真意、Aは陽に出来る限りの贅沢をさせようと畑を作った。

Aの神楽舞は悪霊などの邪悪な気を祓うというモノであり、農作物を早く育てることはできない。その為、陽の霊力コントロールの練習として簡易的な畑を作ることにした。

陽はメンタルこそ不安だが霊力はピカイチであり、「簡易的」とは言ったが広大で様々な作物が育てられる畑をポンっと、簡単にいとも容易く生み出した。

そこにAの神楽舞。本来ならば祭り行事などでしか舞う事がないのだが、可愛い可愛い主(ぬし)の命ならば。とAは短時間で、「邪」をしっかりと祓える舞を踊っていた。

そして一週間程経った頃だった。時の政府から連絡が入ったのだ。

『陽よ、どうしたのじゃ？そんな顔をして』

陽「えと、Aの事について政府から連絡が来たんだけどね」

陽の手にある一つの手紙。そこにはAが戦う時に注意しなければならない事が書かれていた。

一、Aを出陣させる時には、清い神気を持った刀剣を、最低二振り一緒に連れていく事。これはAの使う元素力が此処には存在しないかもしれないからだ。不確定ではあるもの用心するに越したことはないと、前の様に刀剣に苦しい思いをさせぬ様と言う政府の方針である。

二、出陣や演練、他の本丸で行われる事は特例の事態で免除をする。ブラック本丸には審神者と刀剣、こんのすけの安全を確保した上で参加をしなければならないと言うルールがある。他の本丸は然り、自身に何かが起きてからでは遅いからだ。

三、政府確認不足の所為で間違えてブラック本丸研修に送ってしまったことへの謝罪。分かりずらい案内板だった事へと最終確認の実施、この様な過ちを二度とおかさない事をが書かれていた。そして今回、陽への謝罪としてブラック本丸が元通り、とはいかないが彼らが安全に過ごせる様になるまで定期的に政府を利用すること。

これは時の政府にある資料を、一部を除き閲覧可能にするという事。何か不満があるのならいつでも言ってくれ、と。

他にもあるとの事だがそれについてはこんのすけから聞いた方が良いとの事だった。

『おや？主から聞いた話で想像していたものとは違ったのう』

こんのすけ「それはですね！ブラック本丸と通常本丸では研修内容が全くと言って良いほど違く、説明官の見習いへの態度も全く違うのです！」