今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:5,262 hit
小|中|大
大切なもの ページ40
五右衛門side
A「おじいちゃん!おばあちゃん!」
おばあちゃん「良かった。元気になって!」
おじいちゃん「よく来たね。さ、入った入った!」
あの一件から数日。おじいちゃんおばあちゃん達から夕食のお誘いを受け、幼稚園帰りにお邪魔する事になった。
おばあちゃん「今日はお鍋にしようかと思ってね。沢山作ったから食べてけさい!」
A「わあ!凄い!!こんなに沢山。」
こたつの上に並べられるお皿達の真ん中の大きな鍋を開け、ボワッと消えていく湯気にAは大はしゃぎ。
五右衛門「かたじけない。」
おばあちゃん「いいんだよ。沢山食べれば元気になるんだから!」
おばあちゃん「それに、わがままかもしれないけど、今日はここに泊まっていきなさい。Aちゃんが居ると私達も元気になるのよ。」
コソッと耳元で言ったおばあちゃんはなんだか楽しそうで、なんでだろうか、とても胸が温かくなった。
A「お父さん!おばあちゃん!早く食べよう!?」
おばあちゃん「はいよ、そんなに焦りなさんな。」
手を引くAに連れられ食卓を囲んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緋色 | 作成日時:2021年10月3日 18時