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ルパンside
A「おはよう！ルパン、次元！」
ルパン「よおぉ、朝から元気だな。」
A「見てみて、お父さんに髪の毛結ってもらったの。」
ルパン「可愛いな。よし、朝ごはん食べよう。」
A「ごはん運ぶの手伝う！」
母から貰ったであろう髪紐をヒラヒラとさせて茶の間までご飯を運ぶ。
次元「五右衛門のやろう、いつからそんな器用になったんだ？」
ルパン「少なくともつい最近だろうな。」
Aとの時間を沢山過ごすようになってからか、髪の毛を結ったり裁縫をしたりと一昔前だったら考えられないような事までするようになった。
それに加え料理の腕も上げた。
A「いただきます！」
いつもいっぱい食べてリスみたいになるA。
A「お父さんのご飯美味しい//」
五右衛門「それは良かった。」
見て嬉しそうに笑う五右衛門。
それが嬉しいのかそれに答えるようにお日様のように笑顔になるAはいつ見ても飽きない。
最近は子供用のお箸から普通のお箸に変わり、練習中なのだが、まだまだ練習は必要みたいだ。
五右衛門「A。」
A「ん？何？」
五右衛門「(((ぱくっ…」
A「ふふ、ありがとう///」
五右衛門「ん。」
この子とずっと一緒に居るようになってからかな。
五右衛門の表情が柔らかくなった。
五右衛門「忘れ物ないか？」
A「うん、大丈夫！」
バッグを持ち、一回りも二回りも小さい靴を履く。
A「行ってきます！！」
ルパン「あいよ〜。」
次元「………」
五右衛門「A、手繋ごう。幼稚園まで。」
A「はーい！ふふ、お父さんのお手て暖かくて大好き！」
五右衛門「……行って参る。」
ルパン「お気を付けて〜！」
元気に手を振る小さな笑顔に癒されるのが最近の朝のルーティーンになっている。
ルパン「五右衛門の作る朝ごはんは魔法だな。」
次元「どういう事だ？」
ルパン「さあなぁ……」
次元「なんだそりゃ…」
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作者名：緋色 | 作成日時：2021年10月3日 18時
