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気がついた時には白い天井を見上げていた。

隣にはお父さんと隣の家に住むおじいちゃんおばあちゃんが居た。

どれくらい寝ていたのだろう。体が重たくて動けなかった。

お母さんに会えたのは3日後の朝。手を握っても握り返してくれない。冷たくなったその手はもうお母さんの暖かい手ではなかった。

私のせいだって分かってる。

なんであんなわがまま言ったんだろう。

私があんなわがままを言わなければこんな事にはならなかった。

未だに思い出してしまう散らばった赤い金平糖。


止まったままのお母さんの記憶


最初で最後の記憶…


お父さんやお母さんの笑顔が大好きだなんて資格



私にはないのかな…

心の内→←・



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作者名:緋色 | 作成日時:2021年10月3日 18時

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