第三十三話 お風呂 ページ37
A「とりあえず着替えを用意しないと…」
部屋の電気をつけてクローゼットの方へ向かう
自分の分はいいとして大佐の分は…
いくら小柄な方に入る大佐でもやっぱり男の人には変わりはない。
そこでしばらく開けていない隣にあるタンスに目を移す
あの日、両親がいなくなってから全く触れていないタンスになら、入っているだろうか
開けるのは少し戸惑ったけど、大佐を濡れたままにする訳にもいかないのひと思いに開き、ズボンとゆるいTシャツを取り出した
そして丁度いいタイミングで入ってきた大佐にそれを手渡す
A「その服じゃ風邪を引いてしまうのでこれに着替えるついでに、シャワー入ってきてください」
そう言ってバスルームを指差す
ロイ「それを言うなら君も風邪を引いてしまうだろう、先に君が「ダメです。せっかくのお客様なんですから。それに、色々とやらないといけないことも残っているので」
そうだ。洗濯物に片付け、こんなことになるのなら朝の間にやってしまっていたらよかった。
とりあえず大佐が出て来る前に出来る事はしておかないと。
自分も着替えないと、とそのまま背を向けた直後
ロイ「一緒に入ってくれないのか?」
当たり前のように、真面目な声で誘うような声を出された
その言葉に自室に体を向けたままピシリと固まる
手に持っていたタオルをが音を立てて地面に落ちた
何を言ってるんですか…
A「ば…バカなこと言わないでさっさと入ってきてください!」
ロイ「その割りには真っ赤だぞ?冗談だ。入ってくる」
口の端を微かに上げながらバスルームに向かう大佐を見て小さくため息をつく。
A「こんな調子じゃ朝まで持ちませんよ…」
赤みのかかった顔を押さえながら軽く宙を睨むように頬を膨らませた
家族がいたら、こんな感じなのかな
自分の家に人がいる。
他の人にとっては当たり前のことなのに、今の私には、それがすごく嬉しかった
そしてシャワーの音が聞こえて初めて、自分もノロノロと私服に手を伸ばしはじめた
80人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルクキャンディー - 遥@むらさきらびっとさん» ありがとうございますっ!頑張るのでよかったら続編の方もよろしくお願いします^ - ^ (2014年3月9日 17時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
遥@むらさきらびっと(プロフ) - 続編ですか頑張ってください!!
(2014年3月9日 14時) (携帯から) (レス) id: a63dbd0aac (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございますっ^o^本当に言われたらリアルに倒れそう…www (2014年2月20日 20時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
みお。(プロフ) - たっ…大佐っ!!かっこよすぎる!///一緒に入ってくれないのかとか(爆)言われたら死ぬ(>< )鼻血出してしまう← 最高です!! (2014年2月19日 20時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございます^_^私も現実で大佐に抱きしめられたい…←もう本当にかっこよすぎてヤバイですwww (2014年2月16日 7時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミルクキャンディー | 作成日時:2014年1月17日 3時