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第二十話 焦り ページ22

ロイ視点









息が苦しくなるのも気にせず、ただひたすらに走り続ける






脳裏に浮かぶのはどれも最悪の場面で、とにかく、少佐の無事を信じるしかなかった








路地裏は思ったよりも道が入りくんでおり、






見つけ出すことのできない自分の無力さに腹が立つ









ロイ「くそっ…どこにいるんだ…少佐…」






今までに人の死は飽きるぐらいに見てきた






その中には私が奪った命も少なくはない







だが、今回は違う





信頼のおける部下であり、同じ錬金術師としての気持ちもある







たくさんの人を殺し、道具として使われても、共に乗り越えてきた






少なくとも、彼女がいなければ今の私もいないだろう









がむしゃらに道を駆け抜け、次の曲がり角、というところで大きな破壊音が耳に入った




中尉が耳を澄ましなかの様子を伺う




リザ「大佐!おそらく、この先にいると思われます…それに微かな…血の匂いが…」



ロイ「‼︎よし、突撃するぞ。絶対に油断はするな。まずは中佐の保護が先だ。」



リザ「走っている間に、電話の手配はすんでいます。もうすぐ少尉や、曹長達も来るはずです。」




いつの間に…さすがは中尉というところか





合図を取り、先に道を曲がる





目に入ったのは……………



「貴様…よくも私の部下に手を加えてくれたな。国家錬金術師連続殺人犯の…スカー」









血まみれで、恐怖の色で染まっている少佐と




その目の前で手をかざそうとしている男がいた







男の肌の色、髪色で、今立て続けに起きている殺人犯だと確認する









よくもそんなになるまで………

静かに怒りの炎が湧き上がる。





続いて出てきた中尉もその光景を見るなり目の色が変わる。









A「…大佐……」






そう呟いた少佐の顔はホッとしているような、気の抜けた顔をしていた






出血が酷いな…早いうちに手当をしなければ…






他に敵はいないかを見回した時、さらに驚く人物が目に入る





ロイ「鋼の⁈」




何故ここにいる⁈




少しの間考えて、察知する。



最初に襲われていたのは鋼のだったのか…







だが、とりあえず今は……



ロイ「おい貴様、お前の相手は私だ」

第二十一話 無能→←第十九話 勝負



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ミルクキャンディー - 遥@むらさきらびっとさん» ありがとうございますっ!頑張るのでよかったら続編の方もよろしくお願いします^ - ^ (2014年3月9日 17時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
遥@むらさきらびっと(プロフ) - 続編ですか頑張ってください!! (2014年3月9日 14時) (携帯から) (レス) id: a63dbd0aac (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございますっ^o^本当に言われたらリアルに倒れそう…www (2014年2月20日 20時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
みお。(プロフ) - たっ…大佐っ!!かっこよすぎる!///一緒に入ってくれないのかとか(爆)言われたら死ぬ(>< )鼻血出してしまう← 最高です!! (2014年2月19日 20時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございます^_^私も現実で大佐に抱きしめられたい…←もう本当にかっこよすぎてヤバイですwww (2014年2月16日 7時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクキャンディー | 作成日時:2014年1月17日 3時

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