第十八話 鋼の錬金術師 ページ20
物陰に潜み、抱えていた少年を降ろして息を整える
氷で薄く幕を張りこちらが見えないように細工をしてしゃがみ込む
A「はぁ…少し油断をしただけで、これだけのダメージ、あの男只者じゃないな…」
本当に短い間だったのに…
的確に急所を狙って攻撃してきたかな、これは。
背中の丁度、心臓の上ら辺が綺麗に斬られていた。あと少し深かったら命も危なかったな〜
どうせならナイフの一つや二つ持ってきたら良かった。少し後悔しながらも倒れている少年に治癒能力を使う
血は出ているけど、そこまで深い傷じゃない。でもすごい汗の量…自分のポケットに運良くタオルが入っていたので汗を拭ってあげる。
自分の怪我の手当てをしないと危ない。という危険信号が頭に出ているけど今はこの少年が先だ。他に傷がないかを調べようと仰向けに寝転がしたとき初めて目に入るものに驚いた
A「オートメイル?」
最初から何か不思議に思っていたけど
もしかして、この子は…
「鋼の錬金術師。エドワード•エルリック…戦いから方して、お姉さんは確か、氷雷の錬金術師…だよな?」
驚いている私を見つめながら目を開いたその子は、ゆっくりと立ち上がろうとする
A「まだ、傷が治ってないから、安静にしてないと…!」
その言葉を言い終わる前に小さくうめき、膝から崩れ落ちる
エド「くそっ…でもこのままだとアルが…!」
アル?
A「もしかして、まだあっちに誰か…⁈」
いるのだとしたら、早く行かないと間に合わない!
それにもうあの男の気配もすぐそこまで来ているし…いずれにせよ、戦う以外の選択肢はないみたいだしね。
A「少しの間、大人しくしててね?」
そう声をかけて立ち上がる、
エド「あんた、まだ傷が!」
A「これぐらいの怪我には慣れてるから^ ^それに、私だって国家錬金術師よ?大丈夫、必ず倒して見せるから」
はっきり言って怪我は軽くない。
でもだからと言ってこのままだと殺されるのも時間の問題。
エドワード君の髪ゴムを借りて自分の髪を一つにまとめる
軽く深呼吸してもう一度さっきの道に歩き出る
A「さっきは油断してたけど、今度はそうはいきませんよ?」
不敵に微笑むも、心の中では焦りが生じていた
大佐…来てくれるって、信じてますから。
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ミルクキャンディー - 遥@むらさきらびっとさん» ありがとうございますっ!頑張るのでよかったら続編の方もよろしくお願いします^ - ^ (2014年3月9日 17時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
遥@むらさきらびっと(プロフ) - 続編ですか頑張ってください!!
(2014年3月9日 14時) (携帯から) (レス) id: a63dbd0aac (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございますっ^o^本当に言われたらリアルに倒れそう…www (2014年2月20日 20時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
みお。(プロフ) - たっ…大佐っ!!かっこよすぎる!///一緒に入ってくれないのかとか(爆)言われたら死ぬ(>< )鼻血出してしまう← 最高です!! (2014年2月19日 20時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクキャンディー - みお。さん» ありがとうございます^_^私も現実で大佐に抱きしめられたい…←もう本当にかっこよすぎてヤバイですwww (2014年2月16日 7時) (レス) id: 4a6806c3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクキャンディー | 作成日時:2014年1月17日 3時