工藤さんは非日常好きな女子！3

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ﾊﾞｯｸﾞﾓﾝ｢まずいっ、このままではこちらが圧倒的に不利になってしまう…！！｣

ｾﾞﾝｼﾞﾛｳ｢デジクロス無しじゃ、これが限界か…！｣

シャウ｢このままじゃ全滅しちまう…！俺がAを連れてくる！｣


ーーーーーー

下の方が騒がしくなってきてる…。
ダウンロードはあと半分くらいだろうか。
時々クロスローダーを持つ手を交代しているが、
だんだん腕に力が入らなくなってきている。



バアル｢っ……？…！｣

『あっ、バアルモン！大丈夫だよ、今身体の傷を』


バアル｢やめろっ！！！｣


『な、なんで！？あともう少しで…』

バアル｢もういい…っ俺のために、女神の力を使うのを、やめろ……！｣



バアルモンは、またあの日の悲劇を思い出していた。



バアル｢俺は戦士になれなかった落ちこぼれ…女神の加護を受ける資格など……｣

『あるよ資格！あるから今治してるんだよ！？』


バアル｢俺は、全てを失ったのだ……。あの時から俺は…バグラ軍への復讐に囚われ、道を踏み外した…。

だが、お前は…最後まで諦めなかった……。お前こそ、戦士だ。俺のことはもういい、仲間の元へ行け……！｣



『嫌だ！！
ほっとけない！！！


だって、敵なのに助けてくれた！サンドゾーンの事も教えてくれた！最初は怖かった。だけど貴方の過去を知って、それで……上手く言えないけど、バアルモンの力になりたいって思った、恩返しがしたかった！！今その恩返しをしてる途中なの！！

そして今、みんなが下で戦ってくれてるの！
バアルモンのために！』

バアル｢だが…俺は……｣

『私達がいる！！！1人じゃないよ！！だから、諦めないでよ！！一緒にデジタルワールドを救おうよ！！』

シャウ｢…A……｣

『わっ！？シャウトモンいたの！？みんなは大丈夫？』

シャウ｢お、おう！敵の方は俺達に任せとけっ！！｣

『頼んだよー！！』

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