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この日は、いつになく暑かってん。
気温が暑いのか、自分の体が火照ってたんか分からんくらいに。
そんなとき、亮ちゃんが誘ってくれた
「金魚すくいせぇーへん？」
正直可愛すぎてん。亮ちゃんが。
今まで全然取れんくて、全然好きじゃなかったはずなんに、やる気出たんよ。
亮ちゃんの前やったからカッコつけてやったら取れてもうた。
それ見た亮ちゃんが
「たぁくん凄いやん！」
とか言うもんやから、俺、めっちゃ嬉しかってんけど、テンパるしかないやん。
「亮ちゃん、一緒に行きたいところある」
そう言って、手を引いて人気のない所まで連れてきた。
境内の裏で、君に伝えた。
今まで言えなかった言葉。
「亮ちゃん、
……
好きです。好きなんです」
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作者名：ryka | 作成日時：2019年8月14日 0時
