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しばらく泣いた後
泣いてた跡を隠すように
洗面所で顔を洗った
スッピンだし…部屋着だし…
せめて着替えた方がいいかな…
そう思ってると、チャイムが鳴った
モニターを見なくてもわかる
稜雅くんだ
「今開けます」
オートロックの解除ボタンを押して画面を見ると
息を切らしてる彼の姿が見えた
もう一度チャイムが鳴って、玄関を開けると
久しぶりの本物の稜雅くんがいた
さっきまで息を切らしてたのに
目の前にいる彼はいつも通り
玄関の中に入った彼は靴を脱ごうとしない
「稜雅くん？入ってください…」
『うん……お邪魔します』
「ソファに座っててください」
キッチンでお茶の準備をして持っていくと
彼はソファに座らず、立ったまま
「？稜雅くん、座ってください」
『……ごめん、急に来て』
「大丈夫ですよ」
『声…聞いたら…止められなくて…』
「………さっき、電話でも言いましたけど…」
「私も、会いたかったんです」
家に来てから、ずっと俯いていた彼は顔を上げて
今日、初めて目が合った
私はお茶をテーブルに置いて
彼の両手を握り、そのままラグの上に座った
手を握ってるから彼も引っ張られるようにラグの上に座る
「…私もずっと…稜雅くんに会いたかった」
「稜雅くんの事…好きだから」
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rody(プロフ) - NANAさん» コメントありがとうございます！素敵な作品と言ってもらえてとても嬉しいです。更新頑張りますね！ (2020年3月29日 18時) (
レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - すごく素敵な作品で、更新がいつもすごく待ち遠しいです！第2章も楽しみです！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: 6f30529bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rody | 作成日時：2020年3月27日 22時
