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風邪を引いてほしくないと言う彼女の言葉で、これ以上心配かけたくなくて
入れてくれたお風呂に入った
お風呂から上がったら、ちゃんと説明しないといけない
まだ纏まってない言葉達をグルグルと考えていると
のぼせそうになってしまったのでお風呂から上がり
リビングに戻るとお茶を淹れてる彼女の姿…
その姿を見て今までグジグジと悩み、考えていた事もバカらしくなってしまった
上手い言葉なんかなくても、ありのままを伝えればいい
覚悟を決めて全部話そう
隠し事はなしで…
彼女の正面に正座して
俺の仕事を伝えた
芸能活動をしてる事、メンバーやスタッフさん、ファンのみんなで夢に向かって頑張ってる事
彼女はすごく驚いた顔をしてた
当たり前だよね…
実際にテレビで見てないし、俺達のパフォーマンスを見たわけじゃない
それでも彼女は俺が芸能人だっていうのは理解してくれたみたいで
やっぱり、思ってた通り……
「会うのやめましょう」って…
想像はしてた
でも実際に本人の口から言われると辛くて…
項垂れた視線の先には彼女と俺の重なる手
彼女の手が動いた時、"絶対に離したくない"
そう思った…
離したくない…離れないで…近くにいて……
自分でも声が震えてるのはわかってる
かっこ悪いけど、俺の精一杯の気持ちを伝えたい…
『Aちゃんの事が…好きなんだ…』
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rody(プロフ) - NANAさん» コメントありがとうございます!素敵な作品と言ってもらえてとても嬉しいです。更新頑張りますね! (2020年3月29日 18時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - すごく素敵な作品で、更新がいつもすごく待ち遠しいです!第2章も楽しみです! (2020年3月29日 16時) (レス) id: 6f30529bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rody | 作成日時:2020年3月27日 22時