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いろんな事がありすぎて頭が追いついていけなくて
どうすればいいのかわからない
稜雅くんの事が好きなのは変わらないけど
私が知ってるのは"船津稜雅くん"で
芸能人の稜雅くんじゃない
そっちの彼の事は全然知らないから
まだ返事はできない
「稜雅くん…」
彼の手を両手で包み込む
ビクッと肩が動いてゆっくり顔を上げる彼
「ありがとう。こんな私を好きになってくれて…嬉しい」
「でも…少し考えさせてほしい」
悲しそうな、今にも泣いてしまいそうな彼の表情
好きだから…抱きしめたい
でもそんな資格ない
彼をこんな表情にさせてしまっているのは
私だから…
『…そう、だよね。急に…ごめん…』
『僕…帰るね…』
スルリと離れた手…
さっきまで温かった手の平が、冷たくなっていく
カバンを持って立ち上がった彼は
私を置いて玄関に向かう
やっと体が動いた私に
『返事は…ゆっくり考えて大丈夫だから…』
『今度は僕が…待ってる…』
振り向きもせず、そう言うと玄関の扉を開け
彼は出て行った…
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rody(プロフ) - NANAさん» コメントありがとうございます！素敵な作品と言ってもらえてとても嬉しいです。更新頑張りますね！ (2020年3月29日 18時) (
レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - すごく素敵な作品で、更新がいつもすごく待ち遠しいです！第2章も楽しみです！ (2020年3月29日 16時) (レス) id: 6f30529bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rody | 作成日時：2020年3月27日 22時
