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二宮くんもショコラヴィに馴染んできて、順調な毎日が続いていた。
そんな時、ふと客の少なくなった時間に、常連のこの人がやってきた。
「翔さん。久しぶり。」
と挨拶をする。翔さんはグルメ雑誌の記者で、店の事を何度か取り上げてくれている。
サエコさんの旦那も編集者だったが、もう掲載してくれる事はなくなったから、翔さんの記事は有難かった。
「この間は、クリスマス向け商品の紹介、ありがとうございます。」
「いや。商品が良いから紹介してるだけだから。今回も評判良かったよ。」
などと話していると、翔さんが売り場に立っている二宮くんに気付いた。
「あれ、ニノだよね？」
と言って近づいて
「ニノ？こんな所でどうしたの？」
「ちょっとバイトしてるんだ。良かったらなんか食べてかない？」
「食う食う。松潤、カフェオレとおすすめのショコラ頼むよ。」
と言われて準備する。
2人はカフェコーナーに移動して話をしていた。なんだかすごく楽しそうだ。
翔さんは頭の回転も早く、話題も豊富な人だ。
それは知っていたけど、二宮くんがこんなに話す人だとは思わなかった。
よっぽど親しいのだろうか。翔さんは、話しながら二宮くんの腕に手をかけたりしている。
翔さんと嬉しそうに話している二宮くんは、普段よりも表情が柔らかく、無防備でかわいく見える。
すごくお似合いだ、と思うと胸がズキリと痛んだ。
ショコラとカフェオレを持って行くと、
「じゃ、翔さんまたね。」
といって、二宮くんはカウンターに戻っていった。
「ニノはいつから働いてるの？」
「今月中だけのバイトですよ。オリヴィエがいないから、代わりに働いてくれているんです。」
「そっか。」
「翔さんの知り合いなんだね？」
「うん、ちょっとね。そうか今月中なら、辞める前にまた来ようかな。」
と言った。翔さんは二宮くんを本当に気に入っているんだなと思う。帰り際も
「ニノ、また来るよ。その制服、似合うな。」
「またそういう事を。恥ずかしいからこんなイケメンの前で言わないで下さいよ。」
二宮くんは、文句を言いながらも耳が赤くなっていた。
それを見て、楽しそうに笑って出ていく翔さんを見ながら、複雑な気持ちになる。
この人の前では、こんなに可愛いんだ。自分の前では見せないその姿に、何故だか気分が沈んだ。
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ロディ(プロフ) - つむぎさん» つむぎさん、こんばんは！シャンペン入り良いですね(^^)ラムやブランデー入りで酔わせちゃうのも考えたのですが、原作のショコラヴィってアルコール入りが少ないんですよね~それでこの辺で。潤くん頑張って欲しいですね♪ (2015年1月3日 23時) (
レス) id: 80241cfbbc (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - チェリーボンボンですか？真っ直ぐなＪのにのちゃんのイメージですよね。もっと、一筋縄でいかなそうに見えるけど。つむぎの近所のショコラテはやたらとお酒入りがあって、シャンペンとかバーボンウィスキーのもあります。潤君に攻めて欲しいな。 (2015年1月3日 18時) (レス) id: 54ed53bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロディ | 作成日時：2014年12月22日 1時
