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翔さんに教わったニノの番号に電話をかける。
「ショコラヴィの松本です。翔さんから電話番号を聞いちゃったんだ。突然ごめん。」
「何？どうかしたの？」
「ニノの実家の近くに来てるんだけど、会ってもらえないかな。」
というと、しばらく沈黙してから言った。
「実家？」
「うん。店の前にいる。」
「じゃあ、今から行くね。」
と言って電話が切れた。言葉のとおり、すぐにニノはあらわれた。
まだ雪の残る道路を、身軽に歩いてくるニノ。
まだ、ショコラヴィで別れてから数時間しかたっていない。
だけど、色々知ってしまったことで、まるで別の人のように感じる。
なんて話しかけたらいいのか迷っていると、ニノは困った顔をして、俺の事を見て言った。
「翔さんに聞いたの？俺の家のこと。」
「いや。ここがニノの家ってことしか聞いてないよ。でもどうして、うちでバイトしてたの？
そんな必要なかっただろう？」
と言うと、ふうっと大きく息をついて答えた。
「潤くんに前に言ったとおりだよ。ショコラヴィに来てるお客さんが、どうしてあんなに幸せそうなのか知りたかったんだ。」
俺を挑むように見つめて、きっぱりと言った。
言葉は柔らかいけど、意思の強さが感じられる、いつものニノだ。
言われてみれば、こんなにしっかりした人間が、ただのフリーターの訳がない。
接客の上手さも含めて、何も気付かなかった自分の方がうかつだったように思えてきた。
「本当にそれで？」
「うん。前に、うちの店をこれからどうしていきたいかって父親に聞かれて、その答えを探してた。ショコラヴィみたいに、誰かを幸せにするような店にしたいって思ったんだ。」
と言うと、柔らかい茶色の瞳で俺を見て言った。
「ちゃんと最初から言わなくてごめん。」
そして頭を下げた。
そんな風に謝られたら、怒れないよ。自分の店のために、一生懸命になる気持ちはわかる。
「頭上げてよ。」
と言うと姿勢は戻すけれど、まだ顔は下を向いていた。
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ロディ(プロフ) - つむぎさん» つむぎさん、こんばんは！シャンペン入り良いですね(^^)ラムやブランデー入りで酔わせちゃうのも考えたのですが、原作のショコラヴィってアルコール入りが少ないんですよね~それでこの辺で。潤くん頑張って欲しいですね♪ (2015年1月3日 23時) (
レス) id: 80241cfbbc (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - チェリーボンボンですか？真っ直ぐなＪのにのちゃんのイメージですよね。もっと、一筋縄でいかなそうに見えるけど。つむぎの近所のショコラテはやたらとお酒入りがあって、シャンペンとかバーボンウィスキーのもあります。潤君に攻めて欲しいな。 (2015年1月3日 18時) (レス) id: 54ed53bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロディ | 作成日時：2014年12月22日 1時
