My life

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いつもはモーニングが終了すると休憩だけど、
　


今日はいつもよりお客様が多くて
　


まかないを食べたらすぐにホールに戻って仕事を続けた
　


LINEの返事をする暇もなく
　


仕事が終わったら更衣室で着替えて
　


休憩室にあるイスに座ってスマホを取り出す
　


Aこんにちは!
返事おそくなってすみません
A遅くまでお仕事お疲れ様です
　


ありきたりだけどこんな感じでいいかな？
　


そう思い送信ボタンを押してから
　


お店を出た
　


　


　


　


近所のスーパーで晩ご飯の食材の買い物をして
　


両手にエコバッグを持って歩いて帰っていると
　


『あの！』
　


後ろから声が聞こえた
　


聞いた事のあるその声に振り向くと
　


そこには、走ってきたのか息を切らし
　


髪型も少し崩れた船津さんがいた
　


　


「えっ、船津さん？！」
　


ビックリして荷物を落としそうになった
　


「え、大丈夫ですか？」
　


膝に両手を置き、うなだれている彼を心配して近寄る
　


『はぁ…はぁ……だ、大丈夫です…』
　


『は〜っ…渡辺さん、歩くの早いっすね』
　


だいぶ落ち着いたのか顔だけ上げた彼が笑いながら言う
　


いつも付けてるマスクを今日はしてないから
　


素顔の彼の笑顔を間近に見てしまった
　


ハートを射抜かれるとゆうのはこの事か
　


固まってしまった私に、
　


今度は元通りになった彼が心配そうに1歩近づいてきた
　


『渡辺さん？』
　


「……え、あっ！はいっ！なんでしょう？」
　


『大丈夫？』
　


「あ、大丈夫です！船津さんこそ大丈夫ですか？」
　


『ん、もう大丈夫。普段走らないからね…ちょっと疲れた』
　


照れくさそうに耳の後ろをポリポリとかいた彼
　


初めて見る彼の表情や仕草に
　


心臓が壊れるんじゃないかと思うくらいドキドキしてる
　


　


　


　


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