検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:48,719 hit

015 ページ15


 


 

傘を返してもらった日から彼がお店に来るペースは元に戻った
 


だいたい彼が来店する時間はランチタイム終了の30分前
 


今日はもうランチタイムが終わってしまい、来ないだろうと思っていた
 


楓ちゃんも出勤してきたし、そろそろ帰る準備でもしようかなと思いエプロンを外した時
 


〜カラン♪
 


扉が開き入ってきたのは初めて見るお客様と
 


その後ろに不機嫌そうな顔の彼もいる
 


楓「いらっしゃいませ〜」
 


楓ちゃんが4人席に案内し、カウンターに戻ってきた
 


楓「Aさん!あの人ですよ!前言ってた怪しい傘の人」
 


楓「前マスクしてたからわからなかったけど、意外とイケメン。もう1人はめちゃイケメン」
 


「か、楓ちゃん!声大きいっ」
 


「それに傘はちゃんと返してもらったよ」
 


楓「え、もしかして常連さんですか?」
 


「うん、いつもはランチタイムに来るんだけど…」
 


チラッと彼らの方を見ると
 


船津さんのお友達?と目が合った
 


?「すみませ〜ん」
 


「はい」
 


エプロンを付け直し席に行くと
 


?「初めまして。稜雅の仕事仲間兼友達の小笠原海です。いつも稜雅がお世話になってます」
 


『おい、海。やめろよ。お前は俺の保護者か』
 


海「保護者みたいなもんじゃん」
 


『え〜〜』
 


なんだか話についていけないけど…
 


「あ、いえいえ。こちらこそいつも来てくださってありがとうございます」
 


海「あの、さっきエプロン外してましたけど、もう仕事終わりですか?」
 


「はい。でもお客様の注文受けますよ」
 


海「あ〜、じゃあ注文した後、着替えて一緒に食べませんか?」
 


「え?」
 


『え、おい、海。何言ってんだよ。迷惑だろ…』
 


海「……迷惑ですか?」
 


小笠原さんは座ってて、私は立ってるから必然的に上目遣いで見つめられる
 


その顔が子犬みたいで
 


「え、いや…迷惑では…ない…です…」
 


可愛い顔で見つめられるのが恥ずかしくて直視できない
 


海「やった!じゃあ俺はガトーショコラで稜雅はパンケーキでお願いします。待ってるね」
 


『えっ、なんで勝手に俺の分決めてんの?』
 


海「なんでって稜雅パンケーキ好きじゃん」
 


『まぁ…好きだけど』
 


海「それに稜雅に選ばせたら時間かかるし」
 


『そっちが本音だろ』
 


海「あ、バレた?笑」
 


『バレバレだわ』
 


 


 


016→←014



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:超特急 , リョウガ , 船津稜雅
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

rody(プロフ) - 青いパンダさん» コメントありがとうございます!好きな作品と言って頂けて嬉しいです。更新頑張ります! (2020年3月27日 8時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
rody(プロフ) - Yuinaさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月27日 8時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)
青いパンダ(プロフ) - すごくすきな作品です。ずっと更新楽しみに待っています。頑張ってください!応援しています! (2020年3月27日 0時) (レス) id: c27d2d3022 (このIDを非表示/違反報告)
Yuina(プロフ) - いつも更新ありがとうございます!これからも頑張ってください(*´∀`*) (2020年3月27日 0時) (レス) id: 5828572855 (このIDを非表示/違反報告)
rody(プロフ) - ゆみさん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえるように頑張ります! (2020年3月15日 7時) (レス) id: 43ca48f597 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rody | 作成日時:2020年2月19日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。