66話 ページ35
──結局、秀吉さんに粗方話してしまった。
そもそもの事情を知ってる秀吉さんに今更隠すことでもないし。
「つまり、守護者が何らかの影響をもたらして本来だったら死んでいる人間を生きていることにした・・・ってこと?」
「そういうことですね・・・」
「うーん・・・あ、この生姜焼き美味しいよ!」
「・・・感服。」←←←
「?・・・・・・守護者の目的は一体何なんだろうね。」
「守護者には1回だけ会ったことがあります。」
「本当?!何か言ってた?」
『お前はこの世界に来るべくして来た人間だ。』
ハス、世界の守護者。
守護者にしては、特質な点は見当たらなかったが・・・いや、何か背中に翼生えてた気がする。
言うだけ言ってどっか行かれたからなぁ。
「・・・Aちゃん?」
「・・・あ、その守護者“ハス”って名乗ってたんですけど、私を元の世界に返すことはできないって。」
「出来ない・・・じゃあこの世界でAちゃんは重要な役割を担ってるのかな?」
「私の役割って・・・推しを見守る?」←←←
「そういうことじゃないと思うんだけどなぁ・・・」
最終的には生姜焼きの方が大事だということで話は終わってしまった。
もう少し対策でも練ればよかったと後悔するまで──
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作者名:ロデル | 作成日時:2022年1月24日 20時