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56話 ページ24
西条は担架に乗せられ、他の下っ端達も警察に連れていかれてしまった。
ともかく一件落着だということに変わりはない。
｢花滝はん、お怪我はありませんか?｣
｢あ･･･綾小路警部。大丈夫です!特に何もされなかったので。｣
｢なら良かったです。お連れさんも心配してはりましたよ。｣
｢お連れさん?･･･秀吉さんのことですか?｣
秀吉さんがどうして･･･
｢携帯に連絡入れても返事が来なかったから、私の方に連絡が来たんです。『もしかしたら鞍馬山の玉龍寺にいるかもしれない。』と。最初は半信半疑でしたが、私の同期･･･白鳥警部から連絡が入ったので私もここへ。｣
そういえばホテルで、『殺人事件の犯人』とか言ってた気がするから綾小路警部からある程度聞いてたのか。
仕事もあっただろうに私の心配してくれるなんて、本当に優しいなぁ秀吉さんは。
｢というか、何で綾小路警部に連絡が?｣
｢花滝はんが何か思い出したら連絡を入れてくださいと私の連絡先を彼に渡していたんです。｣
｢なるほど･･･それで･･･｣
私には連絡先聞いたとか一言も言ってなかったよな←
｢･･････来はりましたよ。｣
｢誰が･･･?｣
｢────Aちゃん!｣
｢秀吉さん?!｣
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作者名：ロデル | 作成日時：2022年1月24日 20時
