私立宝石学園 (ページ9)

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救世主ページ9

声をかけて助けてくれたのは

先程別れの挨拶をした2人だった。

「왜(何)？ㅎㅎㅎオレこの子と話したいんだけど。」

相変わらず私の意思にお構いなく煽るような話し方で意見する男。

🐺「一方的に話しかけて怖がってんのわかんねーの？？」

ジョンウが私の表情から状況を汲み取り、男に詰め寄った時

〚痛っ……！〛

男が後ろに下がった反動で強く掴まれていた私の腕が引っ張られ、鈍い痛みが走った。

すると咄嗟にハルトがその男の手を剥がし、もう掴めないように私の手を優しく握ってくれ、そのまま私の耳元で「ちょっとだけ話合わせろ」と呟いた。

普通ならばときめいてしまう状況かもしれないが、今の私にはそんな余裕はなく、ただ首を縦に振ることしか出来ない。

「連絡先だけでもこうかn……」
🦋「ゴメンこいつケータイ持ってないんだわㅋㅋ」

見え見えの嘘と茶化すような口ぶりとは反対にハルトの視線は冷えきっている。

ジョンウも机と男の間に割って入り男を一瞥した後、正面を向き私の目を見つめ「大丈夫」と訴えてくれた。

2人に睨まれ、その場に居るのがいたたまれなくなったのか、男は逃げるように捨て台詞を吐きながらその場を後にするのだった。

「こんな女1人のために必死になっちまってだせぇのㅋㅋㅋㅋ」

🦋[……は？ぶっ○すぞ]/🐺「お前にだけは言われたくねぇわ」