私立宝石学園 (ページ12)

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優しい先輩ページ12

？「……いきなり変な絡み方しちゃってごめんね」

笑いも落ち着いて先輩が改めて私に話しかけてくれた。

🤖「ボク濱田朝光っていーます。で彼がユンジェヒョク君です。」

🦁「よろしくねー！」

ジェヒョク先輩は眩しい程に輝く笑顔で笑いかけてくれる。

(2人ともめっちゃイケメン……)

もちろんハルトもジョンウも顔は整っているのだが、このふたりはまた別のタイプのイケメンだ。

こうして4人が集まっているのを見ると異質なくらい空気が煌めいているように見える。

こんなにも世の中と偏りが出るのだろうか、それとも類は友を呼ぶということの表れなのか。

それはともかく私も名乗らないと失礼だと思い、急いで自己紹介する。

『田中Aです！お察しの通り日本人で、この春からの転入生です。1週間前に韓国に来たばっかりなんですよ〜』

私がそう言ってお辞儀をするとアサヒ先輩は「しっかりしてんなぁ」とまるで近所のおじちゃんのようなテンションで言うのだった。

🦁「え！？めっちゃ最近じゃん！韓国語上手だね〜！まだ韓国のことあんまりわかんないだろうし、なんかあったらなんでも聞いてね！！俺案内するし！」

ジェヒョク先輩はずっとニコニコしながら話してくれる。

言っていることはさっきのナンパ男と変わらないのに何故この人に言われると安心感さえあるのだろう。

🦁「お近付きの印にバナナウユあげる〜♪サヒが飲んだことないってこの前言ってたし多分日本ではあんまり売ってないんでしょ？」

『わぁ……確かにあんまり聞かないですね……』

🦁「バナナウユ飲んだことないとか人生損してるよ！！！」

🤖「流石にそこまでとちゃうやろ」

すぐ近くにある自販機で先輩がバナナウユを２つ買い、ひとつを私に渡してくれる。

🦁「サヒにも何か買ってあげるよ、何がいい？」

🤖「じゃあコーラ」

🦁「仰せのままに〜」

『……それじゃあ、いただきます。』

そうして先輩達と一緒に飲んだバナナウユは甘く、私の心を満たしてくれたのだった。

🐺「ヒョン俺にも買ってー」
🦋「俺も買って欲しいですー」

🦁「お前らは自分で買え〜」

🦋「オキニ限定かよー」
🐺( *¯ ³¯*)ぶーぶー