BAD END (ページ12)

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No.12 ページ12

蓮「…わ、わかったよ。説明してやるよ」

壮大「Aの話からね…
僕たちのは…」

蓮「おう。わかってる」

………

ある時、
急に人生が狂ってきてしまったんだ。
Aの人生がな。
あの事件で。

A「あの事件…？」

Aは、金持ちの家に生まれ、
いつも、何にでも、普通の何倍も豪華な暮らしをしていた。
それには、みんな嫉妬した。

'世の中がこんな風だというのに、←後で。
あの小娘だけ…！´

ただの運なのにな。

そう、ただの運だったから、なんだ。

世界は、ぐちゃぐちゃだった。
金と金と金と金、で出来たネジ曲がった政治。

それに、嫌気がさして、それを正そうとせず、諦める奴ばっかり出てきた。

だから自分たちのいろいろ大切なものを失っていった。
自分たちのもの、なのにな。
それを見て見ぬふりをし続けた。

そのせいで遂には、全く悪くない、Aが巻き込まれることになってしまったんだ。

どこから、そうなってしまったのか。
自然に巻き込まれることになったのではなく、
誰からともなく、Aのせいだ…と言い始めた。

「……………」
世の中が、こんな風？？

＿＿私の、せい……？