貴方に恋する彼が酔ったとき【鬼滅の刃】 (ページ10)

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時透無一郎×年上彼女　1 ページ10

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『無一郎ビール飲めないのかわいい～。』

無「ねえ本当にうるさいしお酒くさいんだけど。」

『冷たいなぁ、いいじゃんたまには。』

無「そう言って毎週飲んでるのはどこの誰ですか。」

『チッ。』

無「かわいくない。僕の方が百倍かわいい。」

無一郎は子供扱いすると途端に拗ねる。

自分のホルモンバランスが崩れてると、涙が出そうになるくらい毒舌になることもある。

だってかわいいじゃんカシオレで真っ赤なんて、いじりたいじゃん。

おつまみを片手にビールジョッキを空にする。

『ねえ日本酒飲んで良い？』

無「好きにすれば。でもつぶれたら置いていくからね。」

『はーい。』

そんなこと言いながらもちゃんと付き合ってくれることをわたしは知ってる。

水色のおちょこをチョイスして、なんだかんだ日本酒もチビチビ飲んでる。

そんなかわいい無一郎を見ながら飲むお酒は本当においしいのである。

無「ねえ失礼なこと考えてる？」

『ほんとかわいいなぁって。』

無「あーまたそうやって、うるさいよAおばさん。」

『酷いなぁ～。』

無「僕はアラサーのAと違ってピチピチだもんね。」

生意気である。

そして5つ差はさすがに気にしてる。

職場では秘密の関係。

元々は新人の無一郎と教育担当のわたし。

告白された時も散々疑ったし相当迷った。

今でもモテモテの無一郎に遊びかなって不安になることもある。

わたしはおちゃらけキャラだから、ついヘラヘラしちゃうけど、
気付いたらこんな大好きになっちゃったのに、
いつか冷たく振られてしまうのかなと考えて泣くこともある。

無一郎はわたしの何が良いんだろう。

そもそも告白以来好きって言われてないけど、今も好きで居てくれてるのかな。

職場だから別れるのが面倒で関係を続けてたりして。
考え出すといつも止まらなくなる。