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カ「きっかけはあの鬼よね、もちろん覚えてるけど、これ以上謝らないでね。
Aちゃんが家族を大事にしていたことは知ってるもの、あぁなって当然よ。」



強くて美しくて、優しいカナエさん。


その腕から見える傷は、わたしのせいだ。


そんな部屋にずかずか入ってきた妹のしのぶちゃん。




カ「しのぶ、今二人きりでお話中なのよ?」

し「知ってます。Aさん、また怪我をしたと聞きました。貴方らしくないですね。」

『ごめんなさい。』

し「きっと事情があるのだろうと思っていました。ただ他の隊士に迷惑をかけることは許されません。
十二鬼月とはいえ、姉さんの腕みたいに。」

カ「しのぶ、良いのよ。Aちゃんも痛いほどわかっているはずだし。」

『…いえ、私の不備です。すみません。』

カ「もう…一度お館様に相談したらどうかしら?
Aちゃんが今の精神状態で任務に行くのは心配だわ。早い方が良いでしょうし、明日はどう?」

『そうしてみます。』

カ「そうだ、しのぶも一緒に行ってあげたらどう?
わたしは柱合会議があるから、帰りは一緒に帰りましょう?」

『大丈夫です、一人で行けます。』

し「…その怪我で鬼に遭遇したらどうするんですか?同行します。」

『…ありがとう、しのぶちゃん。』




しのぶちゃんは早生まれだけど同い年。


わたしとは比にならないくらいとてもしっかりしていて、
いつもわたしのボケにバシッとつっこんでくれる。



何かの縁か、カナエさんとの任務が増えてからよく屋敷に遊びに行くようになって、
研究のお手伝いをしたり、任務帰りに二人で甘味処に行ったり、任務のない日は一緒に街に行ったりもする。



小さな村で育ったわたしにとっては、初めて親友と呼べる存在だ。



最近は治療で蝶屋敷にいることが多かったけど、しのぶちゃんは任務だったようで久しぶりに会えた。

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設定タグ:不死川実弥 , 時透無一郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:アニメ
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紅葉(プロフ) - ろこもさん» 愛してます!←コイツは頭が壊れた☆ (2020年7月7日 22時) (レス) id: 777c44a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
ろこも(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉様!コメントありがとうございます!好きと!シンプルに一番嬉しいです励みになります…! (2020年7月7日 22時) (レス) id: ef1ad6d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろこも(プロフ) - 竜胆友さん» 竜胆友様!コメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しい限りです!更新頑張ります…! (2020年7月7日 22時) (レス) id: ef1ad6d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 好き← (2020年7月7日 15時) (レス) id: 777c44a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆友(プロフ) - めちゃ面白です。どんどんろこもさんの世界に引き込まれていきました!続きを楽しみに待っております。 (2020年7月7日 8時) (レス) id: 3d9f00433a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろこも | 作成日時:2020年7月6日 2時

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