【STXX】短編集

【君だから】rinu ページ18

※元カレ表現有


『おまたせ！』

｢全然待ってないよ〜！ほら、行こ！｣

『うん！』

｢今日水族館行こうと思ってるんだけどどうかな？｣

『行きたい！水族館なんて久しぶりだな〜』

｢よかった〜嫌って言われたらどうしようかと思った｣

『嫌なんて言うわけないじゃん』

｢ほんと？｣

『莉犬くんとならどこでも楽しみだもん』

｢えーなにそれ可愛いー｣

《あれ〜？Aじゃーん》

『えっ、なんで､､､』

《別れて1ヶ月なのにもう彼氏〜？尻軽だねぇ？》

『あんた誰なの？』

《おやおや彼氏さん。俺はこいつの元カレ。それにしても見る目ないねー？こんな女と付き合うなんて》

『もうやめて。関係ないじゃん､､､』

《うるせぇな。今はお前じゃなくて彼氏さんと話してんの》

『､､､っ』

｢お言葉だけどあんたの方が見る目なくない？元カレさん。こんなに可愛い彼女手放してくれてありがとう｣

《は？》

｢あんたが手放してくれたお陰で俺はAと付き合えてるんだもん。感謝しなきゃね？｣

《せっかく忠告してやったのに彼氏の方もこんななんだ。じゃ、見る目ないもの同士御幸せに〜》

『､､､ごめんね。莉犬くん。』

｢え、なんで謝るの？｣

『私なんかと付き合ってるから､､､』

｢俺はAだから付き合ってるんだよ？｣

『ありがとう､､､』

｢怖かったでしょ？手、繋ご。｣

『､､､うん！』

｢俺があんな奴の記憶力全部消してあげるから。ずっとそばに居てね。｣

『ありがとう。大好き。』

｢､､､！俺も大好き！｣

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