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何を忘れたの？
聞こうとした時にはもう床に倒されていた。
床に倒れたまま振り向こうとした時、両肩を強く掴まれ、更に床に沈められた。
ビクともしない体。
強く押さえられている肩が、熱い。
シーーン、と静まり返ったリビング。
私に馬乗りになっている彼に、表情は無い。
彼の目には、闇
その闇の中に見えているのは何なのか、私にはわからない
・
翔「…絶望って、知ってる？」
クッと、彼が静かに笑った。
翔「何の苦労もしないで生きてきたんだろ？
周りに守られて生きてきたんだろ？
悲しみも苦しみも知らずに、生きてきたんだろ？」
ゴクリと、喉が鳴った。
硬い床に当たる背中が痛い。
掴まれている肩が熱い。
彼の目には、闇
・
翔「…頑張って生きてきたヤツが幸せになっても、いいだろ？」
ビリリと、ブラウスを引き裂かれた。
露わになった肌に、部屋の温かい空気が触れる。
腕を振りかざそうとして、私の両腕は彼に簡単に掴まれた。
ブラウスのボタンが床に落ちていくのは、まるでスローモーションの様で
床に押さえつけられたまま床に落ちたボタンを見ていた私は、この状況がどこか他人事にも思えた
喉の奥が潰れた様に熱く、叫び声は喉の奥で消える
ビリビリと破られる服。
私を見下ろす、色の失われた目。
グシャリと、音が聞こえた。
耳じゃなく、心で感じた。
あぁ、そうか
この音は、篤人との温かな時間が終わる事を知らせる音なんだ
今まで過ごしてきた幸せな時間が踏みつぶされる音を、心で感じた。
世界は静かだ、と思った
スカートを力任せに引きちぎられながら、世界から音が奪われていく
体が凍る様に冷たくなるのを感じながら、これは現実じゃないと頭のどこかで思って
でも頬を伝う涙の温かさが、凍える私を現実に引き戻す
叫び声は、届かない
どんなに叫ぼうとしても、誰にも届かない
解放出来ない叫び声は、喉の奥で潰れた
彼の長い指が、静かに首にかかった。
ゆっくりとゆっくりと、首に指が食い込んでいく
彼に覆い被さられたまま、窓の外に雨粒がついたのを、見た
あぁ、雨が降ってきたんだ
これから篤人は試合なのに
篤人が風邪をひきませんように
今日も篤人がケガをしませんように
雨粒がはらはらと窓を滑っていくのを、滲む視界の中ぼんやりと見ていた
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翡翠 - こんばんは♪今日、実在する一ノ瀬薫クンに、ネタとして話しました(笑)梅干しありがとうとか、ヒロインちゃん&うっちーの家にしょっちゅうご飯食べにくるズーズーしさ等、話題になります(笑)ウケてましたよ♪ (2014年12月28日 0時) (
レス) id: 90ca347dba (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - 午前中、働いて来た私。今から、読みま〜す。わくわく (2014年12月23日 12時) (レス) id: c2e0a37395 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - にのさん» にのさ〜ん！アニマル親子に気合を入れられ、新章立ち上げましたー！どうか気づいて〜 (2014年12月23日 10時) (レス) id: 7413492da2 (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - こんばんみ、にのです。アニマル京子、うけました〜笑。。私も、夕飯にビールです。必死にキリンののどごし生を飲み、樽サーバーを欲しい私。そうよ、ビールだ、鏡月だ、日本酒だ、焼酎だ笑。そして、ラブセレナーデだ〜。 (2014年12月22日 15時) (レス) id: c2e0a37395 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - ショコラさん» ショコラさんのお知らせ読みました。唯一読ませて頂いてた小説なので寂しいですが、また再開を心待ちにしていますね。ショコラさん、これからも仲良くしてください〜！新作はいつ公開出来るかな〜。どちらも頑張ります！ウッチーが赤フンに戻るのはいつかな？ (2014年12月22日 15時) (レス) id: 7413492da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rockin
| 作成日時：2014年10月25日 12時
