番外編2 麻也SIDE ページ45
「ウッチー、今までどこに行ってたの？怪我した事、Aはちゃんと聞いたの？」
俺の問いかけにAの瞳が、大きく揺れた。
揺れた瞳で俺を見つめ、Aは笑おうとした。
でも笑おうとして笑えなくて、俯いた。
俯いたAが、両手をグッと握る。
なに泣くのを耐えてんだよ
泣けばいいじゃん
俺の前でくらい、泣けばいいじゃん
どうしてそうやって、いつも溜め込んじゃうの？
麻「俺と晴の前では、泣けばいい。Aは溜め込んじゃう悪い癖があるんだから。
ウッチーに言えない事も言いたく無い事も、俺と晴に言えばいい。
で、思いっきり泣けばいい。
俺と晴は、いくらでも付き合うよ」
泣かないAは、いや、泣く事が出来ないAは。
ゆっくりと顔を上げ、『ありがとう、麻也』と、笑った。
笑えないくせに、無理して笑った。
・
Aがゲストルームに入った時、ウッチーが風呂から出て来た。
ウッチーの目が、Aを探す。
視線がAを探したまま、ウッチーはソファーの定位置に座った。
こんな遅くまでどこ行ってたんだよ
Aに連絡もしないで、何やってたんだよ
そんな言葉は、飲み込んだ。
俺が聞く事じゃないから、飲み込んだ。
麻「ウッチー。怪我、どう？」
篤「…地道にリハビリ中」
麻「3週間の離脱って聞いたけど」
篤「それもネットの情報？」
麻「そう」
篤「ネットってスゲーな。あ、チームが発表したのか」
バスタオルでグシャグシャと髪の毛を拭きながら、ウッチーがフンと笑った。
なんかウッチー、変だよ
その言葉も飲み込む。
篤「ま、3週間よりも早く治すけど」
麻「無理してもいい事ないよ」
篤「…」
小さくため息をついたウッチー。
そんなの麻也に言われなくてもわかってるよ
ため息に混じった、声には出さないウッチーの声が聞こえる。
篤「…麻也、今日何時からいたの？」
麻「練習終わってからだから、4時位かな」
篤「その時、一ノ瀬はもういた？」
麻「イチノッシーは俺が来て、しばらくしてから来た」
篤「…そ」
また嫉妬か。この嫉妬男め
Aは誰にでも優しい子なの、ウッチーだって知ってるんでしょ？
そんなAだから、ウッチーは大好きなんでしょ？
嫉妬ばかりすると、Aにウザがられるぞ
心の中で悪態をつくも相変わらずのウッチーの嫉妬に、安心した。
Aを想うウッチーに、安心した。
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翡翠 - こんばんは♪今日、実在する一ノ瀬薫クンに、ネタとして話しました(笑)梅干しありがとうとか、ヒロインちゃん&うっちーの家にしょっちゅうご飯食べにくるズーズーしさ等、話題になります(笑)ウケてましたよ♪ (2014年12月28日 0時) (
レス) id: 90ca347dba (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - 午前中、働いて来た私。今から、読みま〜す。わくわく (2014年12月23日 12時) (レス) id: c2e0a37395 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - にのさん» にのさ〜ん！アニマル親子に気合を入れられ、新章立ち上げましたー！どうか気づいて〜 (2014年12月23日 10時) (レス) id: 7413492da2 (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - こんばんみ、にのです。アニマル京子、うけました〜笑。。私も、夕飯にビールです。必死にキリンののどごし生を飲み、樽サーバーを欲しい私。そうよ、ビールだ、鏡月だ、日本酒だ、焼酎だ笑。そして、ラブセレナーデだ〜。 (2014年12月22日 15時) (レス) id: c2e0a37395 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - ショコラさん» ショコラさんのお知らせ読みました。唯一読ませて頂いてた小説なので寂しいですが、また再開を心待ちにしていますね。ショコラさん、これからも仲良くしてください〜！新作はいつ公開出来るかな〜。どちらも頑張ります！ウッチーが赤フンに戻るのはいつかな？ (2014年12月22日 15時) (レス) id: 7413492da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rockin
| 作成日時：2014年10月25日 12時
