45 ページ45
エリナちゃんと話して、とても可愛い子だな、と思った。
篤人と目が合うと「ギャー!!」と顔を真っ赤にし、篤人が近くを通るだけで「こ、こっち来ないで下さい!」と、また顔を赤くして。
篤「そこを通らないと、寝室に入れないの」
エリナ「ギャー!寝室!」
篤「いや、ただ着替えるだけだからね?」
エリナ「ギャー!生着替え!」
篤「いや、生着替えなんてしないから 笑」
エリナ「大丈夫です。着替えを見ないように、ちゃんと目を瞑ってますから!!」
篤「いや、だから。リビングで着替えないからね 笑。A、グレーのパーカーを寝室に持ってきて」
エリナ「あ!!私、目を瞑って耳もちゃんと塞ぎますので、気にせずAさんとゆっくりどうぞ!!」
篤「は?」
エリナ「大丈夫です!もし喘ぎ声が聞こえても、絶対に誰にも言いませんから!!」
篤「なに変な想像してんの 笑」
篤人に緊張するエリナちゃんに笑って、
篤人も、緊張してハチャメチャなエリナちゃんに笑って。
私が作ったご飯も、何かを食べるたびに「超美味しいです!Aさん、お店開けますよ。私、毎日通います!」と、大きなリアクションをしてくれて。
そんなエリナちゃんの事が、私はすぐに大好きになった。
・
エリナちゃんからランチに誘われたのは、その2日後だった。
待ち合わせのイタリアンレストランのドアを開けると、目が合ったエリナちゃんが笑顔で立ち上がり、「Aさん!ここです!」と大きく手を振ったその姿に、私も笑顔になる。
エリナちゃんの隣に座っていたのは、翠さんの結婚パーティーで少しだけ話した男の人。
名前はなんだっけ
そういえば、聞いてないかも
エリナ「Aさん、ゴメンなさい。
今日は女子会なの!って言ったのに、ヒマだから俺も行くって聞かなくて…」
口を尖らすエリナちゃんに小さく笑ったその男の人が、ゆっくりと私を見た。
彼の瞳に、私が映る。
冷たく、黒い瞳。
真っ直ぐ私を見たその鋭い目に、ゾクリと背筋が強張った。
でもその冷たさは、一瞬で消えて。
「この前、直人さん達の結婚パーティーで少しお話しましたよね。
僕は、山崎翔平。エリナとは幼馴染で、ヒマだったし腹減ったし、勝手についてきました 笑。
実は昨日、エリナに内緒で一人でシャルケの練習を見てきたんです 笑。内田さん、やっぱり格好いいですね」
と言った彼は、柔らかく笑った。
814人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rockin(プロフ) - 大野担なマヤニスタ。さん» 大野担なマヤニスタ。さん。大野さんファン、多いな。さすがリーダー。私は『魔王』の成瀬さんにメロメロです 笑。翔平は本当は違う漢字だったのですが、嵐が好き過ぎて…。翔平のキャラに、今は翔君の漢字を使った事に後悔しています…。冷たい翔君の目も好き☆ (2014年10月25日 14時) (レス) id: dc0e1ffc32 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - めいさん» めいさん。料理が得意なのはいい事です。まずは、男の胃袋を掴め!と言いますからね。今日から新しい章に移ります。どうかお付き合い下さい! (2014年10月25日 14時) (レス) id: dc0e1ffc32 (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - mochipandaさん» mochipandaさんの関西弁、可愛過ぎて悶えます。私が男なら、告白してるなきっと。今日から新しい章に移ります。どうかお付き合い下さい! (2014年10月25日 14時) (レス) id: dc0e1ffc32 (このIDを非表示/違反報告)
さとちゃんぽ(プロフ) - rockinさん、こんばんみ(*≧∀≦*)ちょっと、ウッチー!翔平のあの無表情、すぐに忘れちゃダメ!!主人公ちゃんは、疑う気持ちゼロなんだからあ!もう、これらの展開にドキマキしちゃいますぅ(°Д°) (2014年10月24日 23時) (レス) id: f30672dd4c (このIDを非表示/違反報告)
大野担なマヤニスタ。 - ひゃあすみません!文法おかしいですね(;_;) 翔平くんがなぜか櫻井翔くんに脳内変換されます 笑 冷たい目の櫻井くんが思い浮かびます....笑 (2014年10月24日 22時) (レス) id: 0a63f5263a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rockin | 作成日時:2014年9月2日 9時