. ページ13
私は自分でも自覚するくらい悪い笑みを浮かべて
スマホを手にしている。
そんな私を見てイヤホンを付けているツリメは
ビクビクと体を震わせて縮こまっている。
録音をし終えて、未だに警戒している
ツリメに莞爾と笑みを浮かべて私はスマホを手渡した。
そして、スマホからは先程録音した音声が流れる。
『自分が可愛いこと自覚して、視聴者に媚びてんじゃねーよ!』
ツリメはスマホの音声を聴いたあとに
戸惑ったように私の顔をじっと見つめる。
恥ずかしかったのか、否定するように左右に振る顔は
徐々に広がっていくように赤に染まっていく。
エイジ「やばいやばい、顔真っ赤」
「やだ〜、ツリメくんかわいぃ〜」
手で口元を押さえて言えばツリメは
恥ずかしそうに私の肩を力無く殴る。
あらやだ可愛い。
そんなやり取りをしていると
あっという間にトリのエイジの番が回ってくる。
エイジの一切の容赦のない暴言に
そらちぃが泣き喚くのを見て、私たちは爆笑する。
さすがエイジ、尊敬だわ。
未だに泣き喚くそらちぃを無視して
私たちは動画を締めた。
何だかんだでこの動画で一番怪我したのそらちぃだな。
母性→←メンバー同士で日頃の不満言い合ってみた!!【口喧嘩】
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てん(プロフ) - 面白かったです!もっと評価されて良いくらい!続き楽しみです! (2020年1月2日 23時) (レス) id: 09173bd832 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続きないんですか? (2019年12月18日 9時) (レス) id: 5893e9c41f (このIDを非表示/違反報告)
りお - 面白かったです! 続き気になります! 頑張ってください! (2019年11月16日 15時) (レス) id: b0a4c100df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朝凪 | 作成日時:2019年8月23日 22時