彼女の意思を尊重する ページ48
その日の夜
俺はヨンジュンさんに電話をかけた
「もしもし、ヨンジュンさんですか？」
『はい。ジェジュンさん、どうかなさいましたか？』
「実は…」
１ヶ月ほど家を空けることと、Aを１人この部屋に残していくことの心配な気持ちと
Aが ”寂しい”と言ったことを
ヨンジュンさんに告げた
『そうですか。彼女は”寂しい”と…』
「はい。やはり、この部屋に１人残していくのは心配なので…
ヨンジュンさんの研究室に、俺が帰るまでAを返そうと思って電話しました」
誰もいない部屋にAを置いていくのも心配
寂しい気持ちに１ヶ月もの間させてしまうことも、また心配だった
『彼女は、なんと言っていましたか？』
「Aは…」
”寂しい”と言ったAに、ヨンジュンさんの研究室に戻ることを提案すると
”この部屋でジェジュンさんを待つことはいけませんか？”
そう、いつものように微笑みながら言った
でもやっぱり、Aがずっと一人でこの部屋にいることが
海外に行く俺には、どうしても心配で仕方が無かった
『ジェジュンさんの部屋にいたいと？』
「はい。でも…」
『では、彼女の気持ちを優先させてあげては頂けませんか？』
「えっ…」
『彼女は半年はジェジュンさんのロボットですので、留守の間も彼女に部屋を守ってもらったら良いと思います。
あまり深く考えずに。彼女はロボットですから』
「っ……」
納得は出来なかったけれど、ヨンジュンさんの言葉通り
俺はAを部屋に置いておくことにした
翌朝
出かける準備をして、荷物と共に玄関にやって来た俺
そんな俺の後をついて、Aも玄関についてきた
「じゃあ、留守を宜しく。A」
「はい。いってらっしゃい、ジェジュンさん」
いつものように微笑んでそう言ったAを
俺はいつもより強い力で抱きしめた
「時間が出来たら電話するから。Aの充電時間じゃない時間に」
「分かりました、ジェジュンさん」
「行ってくる」
「いってらっしゃい、ジェジュンさん」
そして、俺は彼女の唇にキスをした
「っ……A」
体を離すと、本当に優しい微笑みで
家のドアを閉めるまで、Aは俺に笑いかけていた
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裕(プロフ) - alexisさん» そんなに猿好きだったかぁ〜？？みたいな( ´艸｀) (2017年11月7日 0時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 今度は猿山でしたね…( ´艸｀) ひと月、同じ服は〜〜〜〜さすがに埃っぽくなっちゃいますね^_^; 無事に帰って来たジェジュン…ロボットの彼女も無事に過ごしてたかな… (2017年11月6日 19時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきさん» あっという間の1ｹ月( ´艸｀) (2017年11月6日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 裕さん更新ありがとうございます(*^^*) 1ヶ月…お留守番の私はどうなるんだろう… お出かけ前のハグとキスがとっても切ないけど、幸せで何とも言えない感情でいっぱいですT^T (2017年11月6日 14時) (レス) id: 3edccd7041 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - rindaさん» じゃあ、頑張って更新しますね♪(*´ω`*) (2017年11月6日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2016年7月9日 9時
