夕暮れ時 ページ45
日本に滞在中は、Aと色々な話をした
彼女には初めての沢山の事を教えもしたし
いくつも質問もされた
今回の旅行は、マネージャー以外誰にも知らせてはいない
日本の友達にも来日は話していないし
休暇のことも誰にも言っていない
Aとの二人きりの時間
普通に日本語で映されるテレビを、興味深げにじっと見続けるAや
宿泊先で出される食事も、韓国とでは違う見た目にも不思議そうに一つ一つ観察していたことも
その全てがゆっくりと流れていく時間の中で
俺とAの距離を、韓国での生活よりも
より縮めていったように思う
・
滞在最終日
最後に海が見たいとAからの要望で
夕暮れ時、俺達は再び浜辺に来ていた
「太陽は色々な色がありますね」
「そうだな、綺麗だな」
「綺麗です」
水平線に沈んでいく太陽が、濃いオレンジ色に空と海を染めている
この太陽が沈んだら、明日はもう韓国へ帰ることになる
「韓国でのテレビドラマで、こんな風な場面がありました」
「あぁ(笑)Aが毎回見てたヤツね」
「はい。
夕日の光が主人公にあたって、とても綺麗でした。
相手役の男性も、それを綺麗だと言っていました。
今、きちんと理解できました」
「そっか(笑)良かったな」
「はい」
そんなふうに俺に話すAも
夕日があたって、とても綺麗だった
まるで、夕日と共に消えていってしまいそうなくらいに
「A」
「はい、ジェジュンさん」
「そのドラマの主人公は、それからどうしたの？」
「相手役の男性が主人公の女性を抱きしめました。
”ノルル チョア ハンダ”
そう言っていました」
”お前が好きだ”
俺がAに同じ事を言ったら
なんて返事をするだろう
Aは、この言葉の意味を理解しているのだろうか
そんなことを考えながら
自然と体が動いて、気付けば目の前のAを抱きしめていた
「ノルル チョアハンダ」
同じフレーズを、何のためらいも無く囁いた
それはもう、自然と口から出たかのように
するとAは、戸惑うことも無く
「ナドヨ」
そう、答えた
咄嗟に彼女の顔を覗き込むと
いつもの微笑んだAがいて
「…その後は？」
「その後は、2人
キスをしました」
きっと、俺が脚本を書いたとしても同じ事を書くだろう
俺は、ゆっくりとAの唇に自分の唇を重ねた
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裕(プロフ) - alexisさん» そんなに猿好きだったかぁ〜？？みたいな( ´艸｀) (2017年11月7日 0時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 今度は猿山でしたね…( ´艸｀) ひと月、同じ服は〜〜〜〜さすがに埃っぽくなっちゃいますね^_^; 無事に帰って来たジェジュン…ロボットの彼女も無事に過ごしてたかな… (2017年11月6日 19時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきさん» あっという間の1ｹ月( ´艸｀) (2017年11月6日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 裕さん更新ありがとうございます(*^^*) 1ヶ月…お留守番の私はどうなるんだろう… お出かけ前のハグとキスがとっても切ないけど、幸せで何とも言えない感情でいっぱいですT^T (2017年11月6日 14時) (レス) id: 3edccd7041 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - rindaさん» じゃあ、頑張って更新しますね♪(*´ω`*) (2017年11月6日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2016年7月9日 9時
