持ち込みロボット ページ5
「本当に、人間みたいですね」
カプセルを覗き込みながら、そう言った俺に
ヨンジュンさんはその経緯を話してくれた
「何でも、このロボットは作った方の元恋人をもとにしたものらしいです。
とても思い入れがあったようで」
「どうしてそんな大事なものを持ち込んだんですか？」
「これを作るのに相当なお金をかけたみたいです。
こだわりが強い。
質感も、髪も、指一本一本にまで。
一人の女性を知り尽くした人間の作ったロボットです。
とても愛していたんでしょう。
でも、これを完成させた時には彼には何も残っていなかった。
気付いたら、目の前にあるこのロボットだけだったと言っていました。
明日の生活にも困り果てていた彼は、ここに電話をかけてきたんです。
『ロボットを買ってください』と」
なんだか、とても切ない気持ちだった
そんなに愛していた人が去っていったことも
その彼女を想って何年もの時間と、自分の持っている全てのお金をつぎ込んで
このロボットを作り上げたことも
失恋したばかりの自分と重なるようで、胸が苦しい
「電話をもらって、すぐに日本へ飛びました。
日本語に優れている通訳に、細かいニュアンスまでを伝えてもらって
納得してこれを持ち帰りました。
あはは(笑)持ち込んだのは僕ですね。
でも…とても興味深かった。
実に精巧に作られています。
ロボットとは思えないほど…。
僕は、このロボットの電源を入れるのが怖いんです」
ヨンジュンさんは、そのロボットをなんとも言い難い表情で見ていた
愛おしそうにも、警戒しているようにも見える
「何が怖いんですか？」
「自分も……
このロボットを作った彼のように、彼女を愛してしまいそうで」
「えっ？」
思ってもいなかったヨンジュンさんの言葉に
咄嗟に驚きの言葉が口をついて出た
「…あはは。
なんて(笑)冗談です」
「あぁ(笑)」
全くの冗談でもないように感じた
ロボットを愛しているからこそ、ここまでの施設を持っている彼には
今の言葉は本当の心の声な様な気がした
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裕(プロフ) - alexisさん» そんなに猿好きだったかぁ〜？？みたいな( ´艸｀) (2017年11月7日 0時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 今度は猿山でしたね…( ´艸｀) ひと月、同じ服は〜〜〜〜さすがに埃っぽくなっちゃいますね^_^; 無事に帰って来たジェジュン…ロボットの彼女も無事に過ごしてたかな… (2017年11月6日 19時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきさん» あっという間の1ｹ月( ´艸｀) (2017年11月6日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 裕さん更新ありがとうございます(*^^*) 1ヶ月…お留守番の私はどうなるんだろう… お出かけ前のハグとキスがとっても切ないけど、幸せで何とも言えない感情でいっぱいですT^T (2017年11月6日 14時) (レス) id: 3edccd7041 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - rindaさん» じゃあ、頑張って更新しますね♪(*´ω`*) (2017年11月6日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2016年7月9日 9時
