人工知能搭載 ページ12
「いい？お酒はこれを入れて。
これは氷。触ると冷たいんだ。
冷たいって、分かる？」
小さな子供に教えるように
けれど、呑み込みは早く
子供に教えるよりは簡単だった
「冷たい。
この氷の温度は０℃です。」
「あっは(笑)すごいっ！温度も測れるのぉ！？」
「温度センサーが指に内蔵されています」
「うっそっ！スゴイじゃんっ！」
「嘘ではないです」
「あっはっはっ！嘘じゃないよね(笑)分かった」
「はい」
グラスには氷とウイスキー
それを飲みながらつまみを作っていく
Aの鼻には臭いセンサーもあるらしく
細かな匂いは分からないけれど
危険な物かそうでないかを嗅ぎ分けることが出来るらしい
「これを、これだけ」
「はい」
「それでぇ〜、これで味をつける」
「はい。これは何ですか？」
「コチュジャン」
「コチュジャンとは何ですか？」
「辛い調味料」
「辛い調味料」
「うん(笑)」
Aはいったいどれほどのデータを貯めることが出来るのだろうか
日常の些細なことまで入れたら、きっと目眩がするほどのデータの数に違いない
「出来たっ！ん〜良い匂い」
「この匂いには少しの刺激があります」
「唐辛子だからなぁ〜(笑)
さっ！リビングに戻ろうっ」
「はい。ジェジュンさん」
そしてソファに戻り、俺はグラスを持ちながら
Aは、ただ座って俺に顔を向けたまま
Aに対する疑問を一つ一つ聞いていった
「Aはどのくらい充電するわけ？」
「充電が完了するには８時間充電が必要です」
「そっか。８時間ね。
それでどのくらい動けるの？」
「１２時間です」
「へぇ〜。
じゃぁ人間とあまり変わらないね。
会話はどうやって覚えるわけ？」
「人工知能を搭載しています。
そして膨大なデータも組み込まれています」
沢山のデータを、このロボットを作った男がAに与えた
その時の記憶はあるのかな？
ふとそんな疑問が浮かんだ
「ふぅ〜ん。
ねぇ？俺の前にAと一緒に居た人間の事は覚えてるの？」
「そのデータは消去されています。
バックアップにもありません」
「そっか…。
消されたか」
恋人を想って作ったロボット
きっとその男は、このロボットを愛していた恋人の代わりにするべく
毎日沢山の事を教え込んでいたに違いない
そのデータを消すことが、どんなに辛いことだったか
表情を変えないAを見て
そう感じた
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裕(プロフ) - alexisさん» そんなに猿好きだったかぁ〜？？みたいな( ´艸｀) (2017年11月7日 0時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 今度は猿山でしたね…( ´艸｀) ひと月、同じ服は〜〜〜〜さすがに埃っぽくなっちゃいますね^_^; 無事に帰って来たジェジュン…ロボットの彼女も無事に過ごしてたかな… (2017年11月6日 19時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきさん» あっという間の1ｹ月( ´艸｀) (2017年11月6日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 裕さん更新ありがとうございます(*^^*) 1ヶ月…お留守番の私はどうなるんだろう… お出かけ前のハグとキスがとっても切ないけど、幸せで何とも言えない感情でいっぱいですT^T (2017年11月6日 14時) (レス) id: 3edccd7041 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - rindaさん» じゃあ、頑張って更新しますね♪(*´ω`*) (2017年11月6日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2016年7月9日 9時
